第19話鹿児島珍道中初日編

 鹿児島温泉旅行・珍道中コント


 1日目:出発〜温泉宿へ

 •朝、レンタカー前で父(優馬)が一言。

「運転は俺に任せろ! カーナビより頼りになるぞ!」

 → 出発して5分後、美香「お父さん、逆方向ですけど?」

 → 車内爆笑「ナビより頼りならんやん!」

 •車内で双子ちゃんのギャグタイム。

 光子「はい!高速道路とかけまして、うちのお母さんの買い物と解く!」

 優子「その心は〜?」

 光子「どっちも“止まると長い”!」

 → 美香「それ言うな〜」

 •サービスエリア休憩でアキラがご当地ソフトを買うが…

 優子「わっ!全部溶けて手ベタベタやん!」

 光子「それ新しいファッションね!“ソフトクリームグローブ”!」

 → アキラ「やかましいわ!」


 ⸻


 2日目:佐多岬へドライブ

 •道中、絶景が続くと、父が感動。

「おお、海がキラキラしとるなぁ…」

 → 優子「お父さんの額の汗も同じくらいキラキラやん」

 → 母「はいはい、熱中症になる前に水分!」

 •岬に着いて記念写真。

 美香「よし、ここで家族+アキラでジャンプ写真撮ろ!」

 → タイマーセット、みんなジャンプ!

 → 父だけタイミング合わず「一人スクワット状態」

 → 双子「お父さんだけ重力に逆らえん!」


 ⸻


 3日目:温泉街での夜

 •温泉卓球大会。

 光子「うちら双子vsアキラ&お姉ちゃんで勝負!」

 → ありえんスピードでラリーが続き…

 優子「うにゃ〜スマッシュ!」

 光子「あじゃたらぱ〜返し!」

 → 球が父の頭に直撃「痛たた!俺の頭が得点板か!」

 •夜の露天風呂。

 母「ほら、星がすごく見えるね〜」

 → 父「宵の明星、ビーナスやな。お前のことみたいや」

 → 娘たち「出た!お父さんの“美の焼酎トーク”!」


 ⸻


 帰り道

 •車内で全員お土産を出すが…

 優子「お父さん、なんで“薩摩芋の置物”なんて買ったと?」

 父「だって、喋りかけてきた気がしたんや!」

 → 全員「お父さんの方が一番休養必要や!」




 出発5分!道を間違えた大事件


 朝、レンタカーに荷物を積み込んで、いよいよ鹿児島へ出発。

 父(優馬)が運転席に座り、胸を張って宣言。


 ⸻


 車内


 優馬(父):「みんな安心せい!お父さんは方向感覚バツグンやけん、カーナビなんかより頼りになるばい!」

 美鈴(母):「……(怪しいけど黙っとこ)」

 美香:「ふふ、嫌な予感しかしない」

 光子:「わーい!鹿児島楽しみー!」

 優子:「お父さん、スピード出しすぎんごとねー!」


 → そして出発。


 ⸻


 5分後・交差点で…


 カーナビ:「次を右方向です」

 優馬:「ふん!ワシの勘じゃ左や!」

 → 思いっきり左にハンドル切る


 ⸻


 10分後…


 美香:「あの…お父さん?さっきから北九州方面って標識出てますけど…鹿児島は南じゃ?」

 優子:「ほら見てん!完全に逆方向やん!」

 光子:「ちょっと待って、今熊本どころか山口に近づいてるんやない?」

 美鈴(母):「はいストップ!ナビの言うこと聞きなさい!」


 ⸻


 車内大爆笑


 光子&優子(同時に):「ナビより頼りになる言うた人が、一番頼りならんやん!!」

 → 爆笑の嵐


 美香:「お父さん、珍道中のフラグ立ったね」

 アキラ:「まだ出発5分でコント始めるんすか…」




 謎かけ問答:お題「5分で道間違える」



 父の5分で道間違えるが博多南中落研で、大爆笑ネタになる。


 八幡凛先輩:「それではお題、“5分で道間違える”!」


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 光子:「5分で道間違えるとかけまして…“カップ麺のお湯入れてから電話が鳴った”と解きます。その心は――どっちも“気づいた時には伸びとる”!」

(会場:おおー!)


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 優子:「5分で道間違えるとかけまして…“お父さんのギャグ”と解きます。その心は――“どっちも行き先が分からん”!」

(会場:爆笑)


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 枝光さくら先輩:「5分で道間違えるとかけまして…“新入生の恋”と解きます。その心は――“すぐに遠回りする”!」

(観客:「おぉ〜〜!」)


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 美香(特別参加):「5分で道間違えるとかけまして…“作曲中の迷走”と解きます。その心は――“戻すに戻せん調になってしまう”!」

(音楽女子らしいと会場感心)


 ⸻


 凛先輩(トリ):「5分で道間違えるとかけまして…“結婚式の誓いのキスを忘れる新郎”と解きます。その心は――“スタートから大間違い”!」

(会場大爆笑&拍手喝采)





  車内謎かけ問答


(お題:5分で道間違える)


 父・優馬(ハンドル握りながら):「おいおい、もう道間違えたばい!5分でやぞ!」


 光子:「じゃあここで謎かけタイム〜!お題は“5分で道間違える”!」


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 優子:「5分で道間違えるとかけまして…“お父さんの晩酌”と解きます。その心は――“どっちも早々に酔いどれる”!」

(車内爆笑)


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 美香:「5分で道間違えるとかけまして…“楽団の合奏で1人だけ音外す”と解きます。その心は――“すぐに全員が迷子になる”!」

(助手席の母・美鈴:「おぉ〜!さすが音楽的」)


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 アキラ:「5分で道間違えるとかけまして…“数学のテストで最初の大問をミスる”と解きます。その心は――“残り全部が地獄行き”!」

(双子:「わかる〜〜!」爆笑)


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 光子:「5分で道間違えるとかけまして…“お父さんのギャグ一発目”と解きます。その心は――“最初から迷走しとる”!」


 父・優馬:「こらこら〜!」


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 優子(トリ):「5分で道間違えるとかけまして…“結婚式で新郎が『誓います』を忘れる”と解きます。その心は――“出だしから大間違い!”」


(車内:大爆笑&拍手)


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 母・美鈴:「まぁでも、旅行は道間違えてナンボやけん。これで思い出一つゲットやね〜」

 光子&優子:「せやね、ネタ一本ゲットばい!」






 パーキングエリアでの大騒動


 鹿児島に向かう途中、最初の休憩ポイントとして立ち寄ったパーキングエリア。

 •優馬お父さん:「ふぅ〜、ちょっと休憩ばい。トイレ行って、飲み物も買うぞ〜」

 •双子:「わーい、お菓子タイムや〜!」


 光子と優子が車を降り、売店へ向かう。

 その時、優馬が何やら発券機の前でゴソゴソしている。

 •光子:「お父さん、それ何しよると?」

 •優馬:「え?切符ば発券しよるんよ」

 •優子:「…え?なんの切符?」


 近寄って見たら、それは 高速バスの発券機。

 •優馬:「これで温泉宿までの切符出るっちゃろ?」

 •美鈴母さん:「あんた…温泉宿は自家用車で行くんよ!バスに乗るんやないんやけん!」


 優馬、慌ててボタンを押すも、発券機から「エラー音」が鳴るだけ。

 •優馬:「うわっ!?なんで出んとや!?ほれ、ここは宿への切符やろ!」

 •光子:「いや、そもそもそんな切符は存在せんし!」

 •優子:「もー、お父さん、車で来てるのに、切符買うてどうするん?」


 周りの人たちも笑いながら見守る中、

 •優馬:「…なんか…みんな冷たい目で見よる…」

 •光子・優子:「(心の中で)そりゃそうよ!」


 美鈴母さんが優馬の手を取り、発券機から離す。

 •美鈴母さん:「もう、ええ。切符は買わんでいいけん、さぁ飲み物買って帰ろう!」

 •優馬:「あぁ…あやうく“バスで宿に行く計画”が現実になるところやった…」


 双子は「うにゃ〜あじゃたらぱ〜」と、父の珍行動を即興でギャグにして大爆笑。

 •光子:「ねぇねぇ、これ、温泉まで5分で道を間違えたのと同じくらいの伝説になりそうやね」

 •優子:「タイトルは“温泉宿までのバス切符騒動”やな!」


 結局、切符事件は「家族旅行の伝説の笑い話」として、PAで語り継がれることになった。






 鹿児島市内が目的地になった謎


 レンタカーに6人乗り込み、ナビをセットするファイブピーチ★とはなまるツインズ+アキラ。

 •光子:「よーし、佐多岬まで一直線ばい!」

 •優子:「Google先生、頼んだよ〜」


 しかし、ナビの画面を見ると…

「目的地:鹿児島市内」

 •光子:「ん?あれ?佐多岬に行くはずやろ?」

 •優子:「…なんで鹿児島市内になっとると?」

 •アキラ:「あぁ、多分“鹿児島”って打っただけで、佐多岬まで指定せんやったけん…」


 優馬お父さん:「おぉ、わしが目的地を“鹿児島市”って入れたんやったか…」

 •美鈴母さん:「いやいや、道間違えたんやないんよ!ナビの入力が間違っとっただけ」


 車内は大爆笑。

 •光子:「これ、後で落語研究会のネタになるやつや〜」

 •優子:「うにゃ〜あじゃたらぱ〜、父さんの入力ミスで鹿児島市観光やん!」


 さらにナビは「渋滞回避ルート」と称して、やたらと裏道を案内。

 •優子:「お姉ちゃん、ここ、絶対対向車来たらアウトやん!」

 •光子:「いや、もうギャグコントの舞台やんこれ」


 結局、佐多岬への道のりは、鹿児島市内経由という“謎ルート”になり、途中でパーキングエリアごとに小さなハプニングを繰り返す珍道中に。

 •光子:「よーし、これも“佐多岬に行くのに鹿児島市内経由事件”として、落語ネタにしよ」

 •優子:「うにゃ〜、あじゃたらぱ〜、これでギャグ満載やん!」


 こうして家族全員、笑いながら南下を続けるのであった。




  海岸沿いの道の駅での珍道中


 鹿児島市内経由で進む車。ナビの“謎ルート”は、景色の美しい海岸沿いを通ることに。バックには雄大な桜島がそびえ立つ。

 •光子:「わぁ!桜島ばっちり見えとるやん!」

 •優子:「うにゃ〜、海もきれいやし、最高やん!」


 テンションMAXの双子ちゃん、窓の外を見ながらはしゃぎまくる。

 •光子:「見て、見て!あの砂浜、走ったら気持ちよかやろね!」

 •優子:「行こう行こう、写真も撮ろう〜」


 すると、ちょっと目を離したすきに、双子ちゃん、車の中で椅子に座ったままジャンプ!

 •光子&優子:「わーっ!」

 •アキラ:「ちょ、ちょっと落ち着け〜!」

 •美鈴母さん:「あんたたち、こげんはしゃぐと車揺れるっちゃけん!」


 笑いながらも、双子ちゃんの弾けるテンションは止まらず、景色の美しさも手伝って、あちこちでギャグやボケツッコミが飛び交う。

 •光子:「この景色、後で落語研究会に“桜島見ながら暴走ツインズ”としてネタにできるやん!」

 •優子:「うにゃ〜あじゃたらぱ〜、父さん、母さんも巻き込んで笑いまくりやん!」


 その間、父親と母親は「こげんはしゃぐ子供たち、見とるだけで腹筋崩壊やな」と苦笑い。


 道の駅に到着すると、景色をバックに写真を撮ったり、ソフトクリームを食べたり、ギャグタイムは延々と続く。もちろん、この“桜島バックの暴走ツインズ”は、後に落語研究会の新ネタとして爆笑を呼ぶことになるのであった。





  ソフトクリーム・ハプニング


 双子ちゃんは、道の駅の売店でソフトクリームを手に取り、嬉しそうにペロペロ。

 •光子:「冷たか〜!でもうんまい〜!」

 •優子:「うにゃ〜、甘くて幸せ〜!」


 お父さんも負けじと自分のソフトクリームを持つが、なぜかお父さんのだけ、気温が高かったのか、溶けるスピードが異常に早い。

 •優馬:「お、溶けよるやん…!」

 •美鈴母さん:「あんた、手早く食べんと、垂れるばい!」


 しかし、光子と優子のテンションに釣られ、写真撮影やギャグを挟むうちに、ついにお父さんのソフトクリームはベチャッと地面に落下。

 •優馬:「うぉぉぉ、どんまい、俺のソフトクリーム…!」

 •光子&優子:「うにゃ〜あじゃたらぱ〜!(爆笑)」


 母さんも笑いながら、「あんた、またやらかすと?!」とツッコミ。

 父親は肩を落としつつも、笑いを堪えられず、双子ちゃんのギャグに巻き込まれていく。


 この“父のソフトクリーム事故”も、もちろん後日、双子ちゃんの落語研究会ネタや家族ギャグコントにしっかり活かされるのであった。




 鹿児島珍道中、旅館到着の大騒ぎ


 道に迷い、車内では光子と優子が「うにゃ〜、なんで鹿児島市内が目的地になっとると?」と大騒ぎ。

 美香とアキラはナビと睨めっこしながら、なんとか佐多岬近くの旅館に到着。

 •女将:「あら、いらっしゃいませ〜」

 •光子:「えっ…?」

 •優子:「ひょっとして…?」


 奥から旅館の娘さんが駆け寄ってきて、目を輝かせながら声を上げる。

 •娘さん:「みんな、ファイブピーチ★の皆さん!?本物〜!?」

 •女将:「あら、うちの娘がファンでして〜!」

 •さらに別の宿泊客も:「私もファンなんです〜、サインしてください!」


 あっという間に旅館は大騒ぎに。

 サイン帳を手に、写真撮影の列ができ、光子と優子は笑顔で応じる。

 •光子:「うにゃ〜、こんな歓迎されるなんて、思っとらんやったばい!」

 •優子:「あじゃたらぱ〜、旅館がファンミ会場みたいやん!」


 美香とアキラも、あわただしくも微笑ましくその様子を見守り、温泉旅館ならではの和やかさとハプニングが混ざった、忘れられない鹿児島初日となるのであった。




  旅館ロビー即席コント「迷子になった鹿児島市内」


 光子と優子がソワソワしながら声を揃える。

 •光子:「みんな〜!目的地は佐多岬やろ?なんで鹿児島市内に行きかけとったと?」

 •優子:「ほんま、うにゃ〜、ナビも迷子やったとやろね〜」


 アキラが地図を広げて、真剣な顔で指をさす。

 •アキラ:「ほら、ここが間違えたポイント!わずか5分で鹿児島市に行くって、どんだけスピードやねん!」

 •美香:「あじゃたらぱ〜、それで道に迷ったんかい!」


 双子ちゃんは即席コントに突入。

 •光子(大げさにナビ役):「ここを右に…って、鹿児島市!?」

 •優子(助手席で慌てる):「いやいや、右って言うたら佐多岬やろ!?」

 •光子:「ナビの声、もう狂っとるとや〜!」

 •優子:「お父さんの運転も狂っとるとや〜!」


 優馬がツッコミ役で割り込む。

 •優馬:「うにゃ〜あじゃたらぱ〜、父ちゃんが運転してるだけでネタになるんか!」

 •光子&優子:「なるなる〜!」


 女将さんも苦笑いしながら、ついにコントに巻き込まれる。

 •女将:「皆さん、宿に着いたばかりなんですけど…こんなに笑って大丈夫ですか?」

 •優子:「大丈夫!笑いは旅の栄養ばい!」


 旅館ロビーは、即席ギャグコントで爆笑の渦。

 サイン待ちのファンも笑顔になり、到着早々に鹿児島珍道中は最高の思い出となった。



  温泉タイム・女子トーク&鼻歌まじり


 食事の後、4人は浴衣に着替え、さっそく温泉へ。

 •光子:「わぁ〜、お湯あったか〜い!最高やね〜」

 •優子:「うんうん、気持ちいいね〜。ねぇ、みんな、鼻歌でも歌う?」


 4人、誰ともなく鼻歌を歌い始める。軽く声を合わせて、まるで小さな合唱団みたい。

 •美香:「あはは、光子、それ違う曲ちゃう?」

 •光子:「え〜、これ合ってるやん。ほら、うにゃ〜あじゃたらぱ〜調で!」

 •美鈴:「もう、それ何の歌やねん(笑)。でも楽しいからええか〜」


 女子トークも自然と弾む。

 •優子:「ねぇ、温泉に入るとさ、ギャグネタも浮かびやすくなる気がするよね」

 •光子:「確かに!お湯につかってると、うにゃ〜あじゃたらぱ〜みたいな発想がポコポコ出てくる〜」

 •美鈴:「ま、今日は温泉と女子トークの融合で、新ネタ誕生やね」

 •美香:「うん、次のコンサートや落語研究会に絶対使えるやつ!」


 湯気の向こうで4人は笑いながら、水面に手を叩いて「うにゃ〜あじゃたらぱ〜!」のポーズ。

 •光子:「あ〜、この温泉最高!ギャグもネタも、全部洗い流されて、また新しいネタが湧いてくる気がする〜」

 •優子:「うん、明日からもまた楽しいこと考えよ〜っと!」


 こうして女子4人の温泉タイムは、鼻歌まじりの笑いと、女子トーク、そして新ネタの予感で盛り上がるひとときとなった。



 温泉ギャグ漫才タイム


 湯気の立ち込める温泉で、光子がにやりと笑い、突然ボケをかます。

 •光子:「はぁ〜、このお湯、飲めたらお肌つるつるやね〜。あ、飲んでみよっか?」


 優子、即座にツッコミ。

 •優子:「いやいやいや!温泉飲んだらお腹壊すやん!ギャグもほどほどにして〜」

 •美香:「あはは、でもなんか面白い発想やん、ギャグのネタになるかも!」

 •美鈴:「ほらほら、みつこのボケに乗ると、うにゃ〜あじゃたらぱ〜の発動やね」


 光子、さらにエスカレート。

 •光子:「じゃあ次は、温泉にダイブして、湯けむり隠し作戦や〜!」


 優子、タオルを握りしめながら慌てる。

 •優子:「やめんしゃい!それ、ただの溺れるやつやん!湯けむりで隠すって、もうギャグの領域超えとる〜!」


 光子も負けじと、タオルを頭に巻きながら演出に加わる。

 •光子:「ほら、これで新ネタ完成〜!タイトルは『湯けむりうにゃ〜あじゃたらぱ〜』やね!」

 •美香:「まじで爆笑やん。温泉で湯気とネタを同時に発生させるとか天才すぎる〜」


 こうして4人の温泉漫才は、ボケとツッコミの連鎖で、湯船の中でも大爆笑。湯気と笑い声が混ざり合い、旅館中が笑いに包まれた。


 ⸻





 温泉ギャグの副作用


 温泉で大爆笑の双子ちゃん&美香・美鈴の漫才を聞きつけた、他のお客さんたちも思わず腹を抱えて笑い出す。

 •近くの席の観光客:「あははは!なにこの漫才!?ツッコミ早すぎ!面白すぎる〜!」

 •別の家族連れ:「湯気で隠れたコントって斬新すぎるやろ…!」


 笑いすぎて体のあちこちが痛くなったお客さんたち。すると旅館の女将さんが慌てて、近くの整骨院へ案内することに。

 •女将:「お客さん!笑いすぎて腰や肩が…!?整骨院に行かれた方がよかですよ!」


 双子ちゃんたちは「あれ?ギャグで健康被害?」と爆笑しつつも、申し訳なさと面白さで顔をほころばせる。

 •光子:「笑いすぎても整骨院行くんやね〜!」

 •優子:「うちら、福岡弁で言うたら『笑いで骨までほぐす』やね!」


 結局、旅館は温泉ギャグのせいで笑いの渦と整骨院の手配という珍事に包まれ、これもまた双子ちゃんたちの新ネタとして後日落語研究会で披露されることになった。





 温泉でギャグ発動


 温泉に浸かりすぎて、すっかりのぼせた美鈴・美香・光子・優子の4人。顔は真っ赤、息もハァハァ。

 •光子:「はぁ〜、笑わせる方も笑い疲れたばい…」

 •優子:「でも、ギャグの神様は休まんとね!」


 そんな息も絶え絶えの状態で、早速ギャグ発動。

 •美鈴:「あのね、温泉に入ったら、泡が『ボコッ』って浮かんだんよ!」

 •光子:「それで?泡にツッコミ入れたと?」

 •美鈴:「入れたばい!『おまえ、浮かびすぎやろ!』って!」

 •優子:「お姉ちゃん、ギャグでも熱中症気をつけんと!」

 •美香:「んじゃ私も!お湯に浸かっとるのに、体が熱すぎて、湯船が汗で埋まるっちゃ!」


 4人のギャグは止まらず、笑い声は温泉場中に響き渡る。

 •女将さん(外から):「お客さん…いや、ギャグ…ちょっと落ち着かれた方が…!」




 もちろん、他のお客さんたちも引き続き腹抱えて笑い続け、温泉場はまさに笑いの渦に。

 •優子:「はぁ〜、笑いすぎて湯船がジェットバス状態やん!」

 •光子:「うちら、もはや温泉と一体化しとるばい!」


 こうして、のぼせつつもギャグをやめられない4人。翌日の整骨院訪問のネタにもなることは、この時はまだ知らない。




 優馬とアキラの静かな温泉タイム


 一方、温泉に入った優馬とアキラの二人組は、ギャグ台風がいないため、場内は静か。

 •優馬:「はぁ…久しぶりにゆっくりできるな。」

 •アキラ:「うん、静かで落ち着くな。…でも、あの女子軍団が隣におったらどうなることやろうね。」


 湯船につかりながら、二人は静かに温泉の湯気と潮風を感じる。

 •優馬:「まあ、今日はギャグの嵐から離れて、のんびりできるばい。」

 •アキラ:「たまにはこういう平和も悪くないな。」


 しかし、ふと外を見ると、笑い声があちこちから聞こえてくる。

 •優馬:「…ん?向こうの方から…あの声、光子たちやろうな。」

 •アキラ:「…あぁ、絶対何かやっとるな。ほっとこう。」


 二人は静かに湯船に浸かり、温泉そのものの癒しを味わう。しかし心のどこかで、**「あのギャグ台風が巻き起こす騒動」**の余波を少しだけ覚悟しているようだった。

 •優馬:「いや、平和じゃけど、油断はできんばい…」

 •アキラ:「ほんと、静かなんは束の間やな。」


 こうして、ギャグ台風のいない温泉組は静かにまったりタイム。

 その後、笑いの渦に巻き込まれるのは、まだ少し先の話である。


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