第13話

あれ?俺は、、、


「大丈夫か?」


「だ、大丈夫だけど、春翔だよね?」


「いやそうだが」


「緊急放送緊急放送、ウ軍の奇襲を確認」


ヒューン、ドカーン。


「緊急放送緊急放」


「どうする?」


「逃げるぞ、準備しろ」


俺は凪の身体能力やらなんやらを「自由」を使い高める。


「何したの?」


「話は後」


ウ軍、ウラカイル共軍はたくさんの能力者の集まり。能力社会の改善を表向きに目的にしているが実際は自分たちにとっての理想郷をつくる軍隊、ちなみにア軍のことアマラ軍はこの世界の治安維持、均衡を保つ軍のことである。また、ア軍は最強の能力の集まりであり、少数精鋭を保っている。なお改革主義と保守主義の思想の違いのため敵対している。


「……………」


「逃げろ凪!!」


「え?」


凪は間一髪でシャドウの攻撃を躱した。


背の高く黒い軍服に身を包んだ兵士の前に俺は立つ。


「ずいぶんとうるせえなぁ?」


春翔は凪に向かった攻撃を庇った。そうして死ぬことでウ軍の目的は果たされるはずだった。


「クッッソ」

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