第7話

春翔視点


面倒だな、二時から最強を決めるらしい。

まぁ学園長は戦闘狂らしいから仕方ない。


「で、対戦相手はお前か」


対戦相手は背が高く、右目が青い男だった。


「あぁ、そうだ。」


「お前の能力は?」


「言うと思ったか?」


「まぁそうだよな」


「最強に近いから教えてやるよ、俺の能力は傲慢だ、強いと思えば強くなる」


つまり、つまりだ。負けると思わせれば良い。


「開始」


その言葉で両者が動く。


身体能力で勝てないか、そう判断した俺は能力を使う。俺の能力は「自由」、望めばなんだってなる。チートと言われる類。


「え、ぐは」


俺は身体能力を極限まで高め、殴り飛ばす。相手は闘技場の端まで吹き飛ぶ。


「終了」

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