第13話 警察を呼んだ方が良かった説

「ね?だから一緒にいましょ〜ね?えへへ……」


「 」


今、昨日あいつに連絡してもう数十時間が経った。

外の明るさから察するに、大体20時辺りだ。


―――いつ助けに来るの?これ。


「なんかさっきからソワソワしてるね?」


「いや……そんなことはない」


「あっ、私に隠し事はメッ……!だからね~?」


「あぁ、うん分かってるよ」


さっきから永遠と会話をし続けて、正直疲れてきた。本当に。


「なぁ、喉乾いたんだけど……」


「ま、また……??男の人ってよく喉渇くの?」


まぁ、唯一休憩できるチャンスつったら、何か飲み物やら食べ物を取らせに行くことくらいか。


「ああ、そうなんだ」


「へぇ〜っ!とりあえず飲み物取ってくるね~っ!」


さて、どうしたものか。

―――ん?


「なんか、物音が」


今いるベッドの後ろには、窓があるのだが、そこから何か音がする。


「な、なんだ?」


窓を見ようと振り向いたその時、


「おっ、鍵空いてんじゃん!よっす!助けに来たぞっ!龍っ!」


メイド姿のまま入ってきた夕が居た。

いやいや、どうやって入ってきたの?


「お、お前……どうやって?」


「おいおい、俺の身体能力の高さを知らないのかぁ?今までずっと一緒だったろっ!」


いや、知らねぇよ。


「まぁ、普通に登っただけだよーん」


「な、なるほど」


よく分からんが色々と聞くのはめんどうなので、これでいいや。


「な、なんの物音……っ?」


瑠璃さんが帰ってきた。

―――なんだこの構図は。


「だ、誰?」


「いや、君こそ誰だよ」


「わ、私の龍を盗もうとしてるの……??それなら私は……」


「いやいや待ちたまえ、君。『私の』じゃなくて、『俺の』だろ?」


は……?

何を言ってるんだこいつは。


「いやぁ~っ!なんせ、女装してくれるからなぁ!あっはっはっ!」


「女装って……?」


「あー、知らないのかぁ?は女装が趣味なんだよ。女装はやっぱり良いよな……奥深さがあってさ……なんというかこう……神秘に満ち溢れていて、到底飽きることがないように感じ、それでいて……」


「うるせぇ!てかお前と一緒にすんじゃねぇ」


―――やっぱり普通に警察呼んだ方が良かったんじゃないのか??


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