第3話 この島はどうなってんだ!?危険な囚人だらけじゃないか!

「いやぁあーーーっ!!離してえぇーー!!」


無人島(?)で遭難し、共に遭難した女子高生をレイプした俺は飲料水を求め密林を探索した後で、最初の砂浜に帰ってきた。

極限状態のサバイバルに陥ったとき、真っ先に確保すべきなのは安全なシェルターと飲料水だ。その二つは確保できた。時刻はすでに夕暮れだが、少なくとも初日の成果としては申し分ないはずだ……と、そう思っていたのだが……やれやれ。


「グヒヒヒッ、いいぞいいぞ。もっと暴れろ。暴れたほうが犯し甲斐があるってもんだぜ。」


「ったく。大概にしておけよ?

 さっき、やりすぎて一匹ぶっ殺したばっかりだろうに」


密林から戻った俺を出迎えたのは3人。


一人は、即席パオラ水着姿の爆乳女子高生。


「キャアァッ!」


あ、今、水着の上を剥がれて半裸になりました。

輝かしい金髪が腰のあたりまで垂れている美少女で、俺の性奴隷だ。名前は……そういや、まだ知らん。

首には、普通は囚人を拘束するために使う

黒い金属製の首輪がはめ込まれている。

ハメたのは俺。もちろん性奴隷にするためだ。


残る二人だが、一人は茶髪のモヒカン

もう一人はスキンヘッド。

筋肉隆々で腕に入れ墨まで入れている。

どこからどうみても反社の方です。

本当にありがとうございました。


俺は、密林と浜辺の境界の茂みに身を潜めて

ことの成り行きを観察している。


「なんでですの!?

 拠点まで案内して、物資を明け渡せば……

 この首輪を着けた男を殺してくれるって約束でしょう!?」


「ひひひっ、そりゃぁ殺してやるよ。

 だが、お前を犯さないとはいってねえだろ?

 ほら、いいからこっちこいよ」


「ひいぃっ!!」


やれやれ……。

バカなお嬢さんが、安易な口車に乗ったもんだ。

この展開を予想できなかったかね?


「おい、見張りはしてやる。

 15分程度で済ませろよ?

 このメスの飼い主がいつ帰ってくるか分かんねえんだ」


「わぁーーってるって、

 ひひっ、15分かぁ~~。

 じゃ、最初から激しくしてやらねえとな……なぁっ!」


「いやああぁぁ~~~!!」


モヒカンがチンピラA、スキンヘッドがチンピラBとしよう。

チンピラAは、背後から金髪爆乳女子高生に組み付いて、たわわな乳房を揉みしだき始めた。完全におっぱいの虜だ。なので論外。


問題は、チンピラBだ。有言実行。しっかりと辺りを警戒してやがる。こいつは中々できると見た。真面目なチンピラなのだろう。

まずはこいつの気を逸らさないことには……。


……そうだ!!

この囚人の首輪のリモコンを使えば…!!


ビリリリリリッ!!


「ガギッ!! い”いいぃーーーーーっっ!!」


「うおっ!!?」

「な、なんだ!?どうした!!?」


爆乳JKが急に狂ったような声をあげたので、チンピラABは注意を逸らされた。

この瞬間だ!!


「シャァッ!!」


俺は、消化斧を振り上げて草むらから飛び出した!

こう見えて、俺は学生時代は陸上のスプリンターだったのだ

……すまん、記憶がないから適当に嘘をついた。

しかし、そうだとしても不思議ではないほど、俺の脚力は凄まじかった。


飛びつきざまに、重量のある消化斧を振り上げてスキンヘッドのチンピラBの脳天にぶちかました!!


「ぐぎゃあぁっ!!」


チンピラBは一撃のもと絶叫を上げて絶命した。


「な、なんだお前はぁっ!?」


仲間を殺されてチンピラAは雄叫びをあげる。この修羅場で怖気付いたりしない辺り、中々の度胸だ。


「そいつはなぁ!!俺の女(モン)だぁっ!!

 ボケらぁぁっ!!」


「ぐおぉっ!!」


ドチャァッ!!


消化斧が肉に突き刺さる嫌な音だ。血しぶきが舞う。しかし、骨を断てていない。つまり、あまり良くない。消化斧は、チンピラAの左肩口に突き刺さって、抜けなくなってしまった。


ちぃっ!


「オンダニスンダラァアアアッ!!」


手負いになったチンピラAが発狂し反撃してくる。体格はあちらの方が上だが、いや、見せ筋かもしれん。取っ組み合いで勝てる可能性もある。しかし、やはりリスクは避けるべきだろう。

俺はバックステップで退いて距離を取ると、地面に落ちていた貝殻を指弾で飛ばして攻撃した。


シュンッ!


「アダルガゴラアァァッ!!」


目を狙った投擲の一撃。

しかし、敵は残る右腕で顔を庇い、そのままこちらへと突進してきた!


「ガアァアァーーッ!!」


世界がスローモーションになる。チンピラAは、あと数瞬で俺のもとにたどり着くだろう。


ちっ、

このカードは引きたくなかったがな…


俺は全てが緩慢になった刹那(コンセントレーション)の世界でトレンチコートの内ポケットに手を伸ばすと、看守の死体から盗んだベレッタM9を取り出して、チンピラの脳天に照準をあわせた。


「アディオス、アミーゴ。

 先に地獄で待ってやがれ。」


パァンッ!!!


―――――――――――


結論から言えば、俺は勝利した。

しかし、危険な賭けだった。


ベレッタM9は、海水に浮かんだ看守の死体から手に入れたものだ。分解、乾燥はさせていたが整備不良を起こす可能性も大だった。もちろん、取っ組み合いになっても負けるつもりはなかったが、少なからず殺されている危険性もあったわけだ。


「いや、マジで死ぬとこだったわ。

 お前さぁ……?

 俺を、あのチンピラどもに殺して貰おうとしたんだって?」


「ひっ、ご、ごめんなさい……」


俺は、あえてネチネチと責めるような口調で女子高生を攻撃する。ついでに、ぶっ殺した二人の死体を検めながらだ。


「お前、エロい体してんじゃん?

 要求されない訳ないよなぁ。

 それとも、あのチンピラ達がそんな親切な人たちに見えた?

 モヒカンとスキンヘッドだったけど」


「………」


やつらの腹部には、12桁の数字の入れ墨がされていた。俺にはなぜか、その数字の意味するところが理解できた。これは、囚人に刻印される管理番号だ。そして、どこの囚人かも、理解できた。


アルトカラズ・ジュニア。

太平洋のど真ん中、赤道を挟んでハワイの対極の座標に位置する人工監獄島だ。国連司法裁判所の極刑である、島流し刑に処された囚人が勾留されている、世界で最も危険な監獄島である。

……ここは、そこに近いのか?


そして、もう一つ重要なことだ。二人の囚人の首には、囚人の首輪が着けられていなかった。つまり、やつらは既に自由の身になっていたのだ。自ら看守を殺したのか……そうでなければ……。


「あっ、あの……」


不機嫌そうに黙りこくって考えにふける俺を見て、不安になったのだろう。金髪JKは上目遣いでこちらのご機嫌を伺うようにしている。爆乳女子高生には、汲んできた泥水の煮沸を任せていた。時刻は夕暮れ、焚き火の光と夕方の環境光とが、輝く金髪に反射して、乙女の頬はまるで上気しているように見える。ふぅむ。こいつ、よく見ると結構可愛いな。どうでもいい女でも、一度抱いた途端、愛おしく思えてくる例のアレだ。


「……お前、名前なんていうんだ?」


「……えっ?」


戯れに、少女に名前を尋ねてみる。爆乳女子高生は、豆鉄砲を食らったハトのような顔になって、しばしの沈黙が流れた。


「……わ、わたくし、わたくしの名前は、セリカといいますわ。」


「ふっ、まるで昔の凌辱エロゲーのヒロインみたいな名前だぜ」


「……???」


世代差というのは残酷で、俺の例えはセリカには一切通じなかったようだ。


それから、俺は目をつけていた椰子の木の間にハンモック作る作業にかかった。囚人の死体の処理も考えなければならないが、今はとにかく少し離れたところで砂を被せる程度にしておいた。


爆乳金髪女子高生、セリカには変わらず火の番をさせている。こんな小さな火でも、動物よけになればよいが……。まぁ、動物だけじゃない。危険な囚人まで彷徨いている島だって言うんだから、安全の担保などありはしない。寝てる間に複数人に囲まれたらそこでゲームオーバーだ。ハンモックだって……まぁ、ないよりはマシだと信じたい。


「あ、あの……ハンモック、わたくしの分はないんですの?」


ハンモックを作り終えた俺が、セリカが沸かしたお湯を飲んでいると、彼女はおずおずと言った口調でそんなことを言い出した。


「あぁ?何言ってんだ?お前は、俺と一緒に寝るんだよ?」


「はぁっ!?一緒にって……!!」


セリカは、顔を真っ青にした。そして、両手をグーにして駄々っ子でも始めそうなポーズでこちらを憎らしげに睨みつけてきた。


「そんなの、非常識ですわ!!」


……やれやれ、自分の立場を勘違いし始めているらしいな。


「はぁ~~。お前さぁ、自分がなんだと思ってるわけ?」


俺は腕組をした。そして、あえて威圧的に言い聞かせた。


「わ、わたくしは……聖ベルナデッタ女学院の生徒で、修学旅行の途中で……」


「あーーー、はいはい、そういうことじゃねーんだわ」


急に、聞いてもない自分語りを始める爆乳女子高生。聞きたくない、聞きたくない。そういうの知っちゃうと、情が沸いてやりにくいわけ。分かる?


「お前は、俺の、性奴隷。アンダースタン?」


「……!!!」


セリカの表情がこわばり、目が見開かれる。はっきり言われるとさすがにショックを受けたようだ。


「性奴隷の仕事って、なんだか分かるか?ん??

 これからよぉ、この夕日が沈めば辺りは真っ暗闇よ。まだ8時頃よ。寝るには早いし、暇だよなぁ?その間に、俺が、ナニをして暇をつぶすと思う?」


「……ナ、ナニって……」


「お前で遊ぶんだよ。性奴隷にしたピッチピチの女子高生と、セックスしまくるわけ。そのために生かされてんだよお前は。言わせんな恥ずかしい」


「……そ、そんな……ひ、ひどい!!

 ……そんなの、あんまりよ……ぐすっ

 ……わたし、性奴隷なんかじゃ……」


セリカの大きな目から大粒の涙がこぼれはじめる。クソッ……。すぐ泣く。女ってのは本当卑怯な生き物だぜ。


「お前さぁ、泣けば許して貰えると思ってねえ?

 逆に、なんで奴隷にされたと思ったんだ?

 ヤル以外に、なんか役に立つのか?お前は」


「わ、わたし……ひぐっ……。

 せ、成績優秀で……。生徒会にだって……」


「あーーーーだからホント聞きたくない。

 そういうの。

 お前さ、今日の午後、砂浜でなんか拾ってこいって言ったよな?

 それでどうだった?なんか成果あったか?」


「そ、それは……!途中で、変なオジサンたちに絡まれたから…」


「隠れるなりなんなり、やりようがあったんじゃないか?

 俺が聞いてるのは成果の有無なんだよ。

 そもそもの話、本当にちゃんと探したのか~?

 サボってたん違うの?」


「ひ、ひどい……!!わたくし、真面目にやりましたの!!!」


最後の方はほぼ絶叫。日が落ちて涼しくなった常夏の空にキンキン声が響き渡る。


「わぁーーーっ!分かった!待て、声大きいって!」


基本的に、丸裸同然の二人組でしかない我々は、夜を隠れて過ごすしかない。

大きな声など出せば、何が寄ってくるか分かったものじゃねーっての。


「わかったわかった。そこは信じてやるから騒ぐな。

 でも、成果はなかった訳だよな?

 じゃあ体で払わないといかんでしょ。」


「………」


焚き火だけになったほのかな明かり。

涙顔で体育座りをしているセリカが暗闇にぼぉっと浮いている。


「じゃあ分かった。こうしよう。

 ちゃんと役に立った日は、抱かないでやる。

 それでいいか?」


ふるふるふるっ


セリカは唇を噛んだまま、すぐに首を横に振った。

はぁ~…。なんでそこで拒否できると思った?

この世の優しさが虚無から無限に溢れてきてるとでも信じてるのか?


まぁ、いいや。話の通じなくなった女には、実力行使しかない。不意をついて、セリカの両肩を掴む。抱き寄せるとその唇を奪う。焚き火のオレンジ色が長い金髪を燃やす。薄闇の中でセリカの大きな目が更に大きく見開かれるのが確認できた。セリカの若く清涼な唇をついばむ。急に襲われた女子高生は、数秒固まっていたが、唇に俺のベロが侵入し始めると、小さく呻いて激しく暴れ出した。残念ながら、無駄な抵抗である。少女の力なんて、可愛いもんだ。地面に押し倒し、体中で少女の柔らかさを味わう。ねちねちと、俺は少女の口内を味わい続ける。それが数分間続くと、次第に、抵抗を諦めたセリカは人形のように体を強張らせて静かになった。そのタイミングで、俺は舌を少女の唇から抜いた。


「ククッ……。そういえばキスは、まだだったよな?

 もしかして、初めてだったか?処女も、ファーストキスも」


虚ろだったセリカの目が、ぎゅっと固く結ばれる

すると、目尻から一筋の涙が流れた。

そして俺は、セリカのパオラの水着を引き裂いて、豊満な乳房を弄び始めた。



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