もうね、ゴリラもびっくりの力技。
何がとは言いませんが、やり始めた瞬間に苦笑しちゃいましたよ……。
しかも、初めこそまだまともそうな雰囲気してるのに、片山豪あたりからいきなりネジが外れ始めて……。
えっ、そういう人たち!?
なんかやり始めてる!?
いや、お前馬鹿なのか!?
と、終始ツッコミの嵐。
そんなゴリゴリの力押しを見せつけられた後の後半戦ですよ。
この、何というか……何?
こ、これがミステリですか。
アガサ・クリスティーが紅茶入りのカップをぶん投げてくるぞこんなん……。
一度誰かにじっくり叱られてください。
とにかく、これはミステリとは言いたくないですが、一応曲がりなりにも最低限はミステリなんだからしょうがないですね。
いやはや、最後まで笑いっぱなしの迷作品でした。
飲み物を口に含んだ状態でお読みください。
突然の嵐によって外界から孤立する事に
なったペンション『風の唄』
ここで一人の高利貸しが殺される。
まさに密室状態のペンションでの殺人。
当然、犯人も未だこの建物の中にいる。
戦々恐々とする人たちの中、ここに偶然
宿泊していた私立探偵が全員をホールに
集めて 謎解き を始める……。
先ずは、宿泊者ひとりひとりの名前と
職業が確認されるのだが。
思わず、唸る。
そして、二度見する。
Amazonプライム会員の男が怪しいと
思ったんだけどな…。
えっ…嘘でしょ?!
何という…ミステリーだッ!!
しかも作者の端的な筆致がこれでもかと
荒れ狂う麤の如く、容疑者らしき人達を
挙げて行く。
センス というのはこういう時に
立ち現れて来るのだろう。
これ程の物凄いミステリーを読んだのは
初めてだ。