多視点や登場人物の葛藤などは、ライトノベルよりむしろ文学賞で評価されるやり方だと思いました。
芸術に市場価値を見出すものではないと思います。芸術行為の根源は、コンテンツとして消費されることではなく、絵を描く体験や楽器を演奏する体験、物語を編む「体験」だろうと思います。だからこそ、観客が集まらなくとも、そのような「体験」を積み重ねていくことは、芸術を愛するものにとって辞められないのでしょう。大変深く共感しました。
悲痛な叫び。一字一句が重い。でも、確かに届きました。万人ではないかもしれないけど、それでも止まる事の無い筆が。止む事を知らない想像が。それに費やした時間が。文字と、言葉と行間から滲み、感じる想い。書きたいと、叫んでいる。