sideレオンとパーティー結成
「みろよ、あの新人。また
「ひでぇことするよな。
ひそひそとされる
「なんで僕が……」
追放されなくちゃいけないんだ。
そんな言葉が喉から出かけて飲み込む。
僕は
「ねえ君も
ふと後ろから優しそうなお兄さんに声をかけられる。
「はい……」
「そうか。君もか」
「
「あぁ自己紹介が遅れたね。俺はアレク。君と同じで
僕以外にも追放された人がいたらしい。
もしかして
そんな考えがふと頭をよぎる。
「君のその考えは半分正解で半分間違いだ」
「……というと?」
「
追放する理由には全くなっていないが、一理はある。
ラルコスさんは不器用な人だった。
だけど、わからない物事は優しくわかりやすく教えてくれた。
リルさんやアリスさんだってそうだった。
新天地を見つけて欲しいという意味を込めて追放という形をとっていてもおかしくはない。
「そこでだ、少年」
「僕は少年じゃなくてレオンです」
「そうか。すまない。レオン少年、俺達でいや
「まあ僕はいいですけど……」
「本当か? じゃあ早速結成だな。俺は
「聖騎士レオンです」
僕とアレクさんはガッツリ熱い握手を交わす。
確かに追放はされたけど、冒険者のイロハや生き方を新人の僕に教えてくれたラルコスさん達にいつか恩返しをできるようにと祈り込めて。
―――――――――――――――――――――――
「また追放したんですか?」
「あぁ。レオンはもう俺達の手に負えるような冒険者じゃない。彼は大成する」
「私達はこんなラルコスについて行くって決めたからいいけどギルドで悪評が広まっちゃうよ?」
「そうです! 最近は追放にだってギルドは厳しいんですからね!」
「わかっている……。だがどうしても優秀な新人が俺達のパーティーで腐って終わって行くのは見てられないんだ」
思えばいつからだろうか?
俺が冒険者として最強を目指さなくなったのは。
世界最強。
そんな称号に憧れた日も確かにあった。
「それが今や追放系パーティーのリーダーか」
俺は少し昔を思い出し懐かしむのだった。
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