騎士道物語。
よく耳にするかと思いますが端緒を辿れば11世紀から続く古参のジャンル。
現代娯楽にはない、「真面目」さに「泥臭さ」、人として「ドロドロとした情動」を騎士道精神という、自己で掲げたそれに対し不器用までに準ずる。
その姿が痛快で、カタルシスを感じ風靡させられるものです。
物語のモチーフとなる「騎士とは何ぞ」を高解像度で紡がれるわけで、刺さる人にはボーリングマシンでぶち抜かれるくらいには刺さると感じます。
また一読者としては、校正と推敲を重ねられているのか驚くぐらい誤字脱字が見当たりません。(あくまで個人の意見ですが、勢いよく進む作品で誤字脱字を見かけると少し萎えるのです)
読ませることに洗練された、その姿勢もまた作品の品質を保証するものと感じます。
まだまだ序盤で追いかけることも苦にならないので是非一度お試しいただきたい。
指標としてはゴットフリード・フォン・ベルリヒンゲンにピンときたら作品の波長に合うのではないでしょうか。
魔王を倒し世界を救ったあとの勇者の物語
いつからか増えたこのジャンル
様々なバリエーションはあれど一番有名なのは葬送のだろう
嫌いじゃないし楽しく読んでるけど、なんか物足りなさを感じていた
例えるなら美味しいんだけど、なんか物足りない炒飯
色々入ってるせいでこれが足りないって言えないんだけどなんか物足りない気がする、でも美味しいから食べちゃう
そんな折に読んだこの作品、深夜2時(冗談でなくホントに読んだのが深夜2時だった)にお出しされて気付かされる
そうだよ、でかい焼豚だよ!
違った、そうだよ勇者のロマンスだよ!!
気づかなかったわ、あの炒飯デカい焼豚入ってないじゃん!
全体に調和する細かいのじゃなくて、こちとらでけぇ焼豚の入った炒飯が食べたかったんだよ!
そんなわけで勇者のロマンスが多分に含まれる大変美味しい炒飯でごさいました
勢いで書いたけど流石にバカなので蛇足ですが、炒飯は作品、焼豚はロマンスです