軋轢が生じるわけ

1週目になんとなく目に付いた描写が、再読によっておぞましい瘴気を孕んでいく。
伏線回収が自然かつ巧みだと思います。それと、やりきれない家庭の姿があまりにも生々しく、自分の知っている機能不全家族の像とところどころ合致していて、言いようのない無力感を覚えました。というか、ファンタジーのつもりで読んだんですけど、現実でもギリギリあり得なくはない話です。