ちょっとおバカで勢いのある語り口の裏側に、さみしさや愛着のような感情がじんわり透けて見えるのが印象的で、その表現自体が素敵で、巧みです。ウメボシと“人間側”のキャラたちの掛け合いも楽しくて、声に出して読みたくなる場面がいくつもありました。「居場所」のあたたかさが感じられて、読み終えたあとにふっと頬がゆるむような一作だと思います。
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