[第三章]命をかけてヴァルクロを楽しむ。

 [プレイヤーネームを入力してください]

    [         ]


 「な、名前?まぁそんなの決まってるな。

 

   [プレイヤーネームは、『ソラ』でよろしいですか?]

           [YES・NO]

 「俺は、迷わずYESを押した」


 「ここは、始まりの村?」


俺は、謎の白い光に包まれてこのヴァルクロの世界に来てしまったそうだ。


 「周りに人は、いるが、オンラインではなく全員NPCだな 多分」

「自分アバターは、って、えええぇなんで前世の自分の姿が、」


というか



「やばい、もう泣きそうだ、この始まりの村の感動感、まぁもう100回以上見てるけど。とりあえず、せっかく初期状態からヴァルクロができることだし。存分に楽しむぞ」


 「とりあえず、自分のステータスを見ないとな」


「えっと、どこで見れば、」

「あ、あった。」

自分の手に謎の紋章が書いてあった。俺はそれを押した


プレイヤーネーム:ソラ

Lv:1

種族:人間

職業:なし

HP:50

MP:20

攻撃力:13

防御力:0

魔法攻撃力:0

魔法防御力:0

回避力:30

敏捷性:20


 「まぁこんなものか」


 「まずは、武器と防具だが、別にプレイヤースキルがあるし防具は、いらないな」


 俺は、鍛冶屋に向かった。


 「えっと、ショップのボタンを押して、この木製の剣でいいか」


 「よし!準備は、整った高速でミッションを進めるぞ!」

 俺は、ものすごいスピードで序盤にできるミッションをこなしていった。

そして

 次のミッションに取り掛かろうとしたとき、


「痛ッ」

 俺は、段差に躓いてしまった。

 「え?痛み?」

 

 俺は、油断していた。


 「まさか、まぁそんな簡単なはず無いよな」

  この世界は、現実だ、ここで怪我をすればもちろん痛みもある。そういえば空腹も。とにかく慎重になったほうがいいかもな。


 今では、序盤に出てくるあのスライムもかなりの強敵になるだろう。

 「とりあえず早く職業を選ばないと」

俺は、急いで職業解放ミッションができる。NPCに話しかけた。


 職業解放ミッションは、とても簡単だ、序盤の[始まりの森 推奨レベル0+]という、0レベルから挑戦できる。とても簡単なところだ、そこでスライムを10匹倒すことで、職業解放ミッションを達成できる。

 「ふぅ、かなり疲れたな、あのスライムが今では、強敵だ」

レベルも上がって7レベルになった。


 俺は、なんとかミッションをクリアして、職業を選べる場所に向かった。


 「ここか、」


 俺は、扉を開けて中に入った。

「うわぁ、やっぱり改めてみるとすごいなこれ」

 部屋びっしり職業の名前で埋まっている。


うーんどれを選ぼうか、やはり職業は、慎重に選ばなければ

 職業を一度選ぶと変えることは、できない。


「攻略用でもいいが、ここだと死ぬ危険があるからのんびりこの世界で暮らせる農業系か?」

 どうするか、うーん


 「よし決めた!」

「俺の職業は、安全でダンジョンが攻略できる。アーチャーにしよう。なんせ俺は、全職業でクリアしているから。どんな役職でも使いこなせる。


 そして俺が、アーチャーを選ぼうとしたとき。

「あ、」

俺は、下に落ちていた箱に気づかずにものすごいスピードでころんだ。


ピロン♪  [職業が選ばれました。職業【交換者】]


 「お、おい嘘だろ、よりによって、交換者?う、嘘だろぉぉぉぉぉぉ」


ここから俺の最悪な人生が幕を開けた。




ステータス

プレイヤーネーム:ソラ

Lv:7

種族:人間

職業:交換者

HP:150

MP:41

攻撃力:52

防御力:3

魔法攻撃力:0

魔法防御力:0

回避力:40

敏捷性:32

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