恋愛シュミレーションゲームの戦略
榊夏
第1話
赤いあの家のベッドに寝っ転がっている少女がいるのが見えるだろう。名前は早乙女 愛子15歳 高校に通っているが、中学の時はあまり行けてなかった。
その学校に行ってない間にしていたこと…
それは"恋愛シュミレーションゲーム"だ。
恋愛シュミレーションゲームは恋愛シュミレーションゲームでも主人公は女子生徒でクラスの男子に一人ひとり恋愛シュミレーションゲームで学んだ恋に落とす方法を実践していた。
しかし、次第に私は色々な人から色んな男に実践するため、勘違い女というあだ名がつき、それ以来あまり学校に行けていない。
しかし、高校に行ってから、過去の自分を知っている人がもういないため、今は高校に通えている。
とある日…
ねえねえ愛子ちゃん!
明日転校生が来るらしいよ!
しかも、めっちゃイケメンって噂になってるよ!
明日登校するの楽しみだね!
と女友達の凛ちゃんからメールが入ってきた。
楽しみだね
と社交辞令で返して心を隠した。
内心では、今まで学んできた落とす"方法"を使ってみようかしら。
としめしめとしていた。
それなら、恋愛シュミレーションゲームで復習しておこうと夜通しでゲームをした。
「おひょひょー。こうすれば好感度が上がるのですね。」メガネくいっ
としていると、
「お姉ちゃんもう寝るよ。」
妹の声だ。
「お姉ちゃんは明日のために勉強をしているんだ。邪魔をしないでおくれ。(キリッ)」
「分かったよ。明日のための勉強頑張ってね。」
「ありがと。姉ちゃん将来のために頑張るよ。」
と張り切った。
鳥がチュンチュンとさえずる時間帯になった。
愛子は時計を見ると朝の5時を指している。
「そろそろ寝ないと…だけど、今寝たら起きれないかも…だけど、背に腹は変えられない…よし、寝よう!」
愛子はベッドに入ってすぐに夢の世界へ入った。
夢の中でも恋愛シュミレーションゲームをしている中、
「愛子。遅刻するはよ。」
明らかに推しの声じゃない声が聞こえた。
どういうことだ。ゲームのバグ?
そう考えていたが、
カンカンカンカン
耳元で何かが鳴ってる音がする。
ふと、目を覚ましてみると、
目に映ったのは呆れた顔の母だった。
そのまま時計を見ると8時35分を指している。
朝礼は8時45分からだ。
高校はここから徒歩で5分だが、身支度するのに時間が掛かる。
「お母さんなんでももっと早く起こしてくれなかったの!」
「何回も起こしたわよ。早く着替えて学校行きなさい。」
何も食べずに学校に行くわけにはいかない。
そのため、愛子はテーブルの上に置いてあった。焼きたてのフランスパンを咥えながら走った。
口から白い湯気が出て、おまけに硬いため口の中が傷だらけになりながら走った。
ある十字路に差し掛かった時…
ドンッ
愛子はぶつかったある男と
互いに
「いたたたた」
と痛がっていた。
その男の服を見ると愛子の通っている学校の男子用の制服だった。
こんな人いたかなと思いながら立ち上がった。
待てよ。
キラリと目が輝いて、
愛子は咥えていた長さ50センチメートルほどのフランスパンを半分にして、
「もしよければなんだけど、フランスパン半分食べてくれない?」
とお願いした。
「ああ、今日何も食べてきてなかったからいいぞ。」
と快く受け取った。
「そうだ学校行かなきゃ」
「俺も行かなきゃ」
名前も聞かずに2人は同じ方向に向かって走り続けた。
気づいた頃には互いに分け合ったフランスパンを食べ終えていた。
男は職員室に寄らないといけないといい職員室のある2階で別れた。
愛子が教室に入った瞬間キーンコーンカーンコーンとチャイムが鳴った。
ギリギリセーフで肩を撫で下ろした。
着席と同時に愛子は徹夜での恋愛シュミレーションゲームをしていたのが祟って眠ってしまった。
その時、
「はい、朝礼を始めますよ」
と担任が入ってきた。
「起立。気をつけ。礼。着席。」
と号令があったが愛子は奥側の席だったため、起立していないことに気づかれなかった。
「今日は新しく転校生が来ます。入ってきて」
ガラガラと開いたドアの先にいたのは朝の男だった。
恋愛シュミレーションゲームの戦略 榊夏 @sakaki_natsu
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