白と青は瞬き溶ける

水無月白雨

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白と青の光がふわりふわりと漂っている。

静かな暗闇の公園のベンチに座ったまま、沙愛子はただそれを見つめていた。

一つ淡く灯っては消え、また一つ淡く灯っては消え…。

公園を白と青で満たしていく光景は悲しくも美しいと思ってしまう。


舞い上がり、舞い落ちる…舞い踊る。

不規則な動きをしながら、空へと昇っていくその姿は蛍のようだと沙愛子は思った。

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