誰よりも輝く君を見て

梨里

まだ恋の予感なんて全然しないもんねっ

第1話 衝撃的な出会い

ジリリリリリリ ジリリリリリリ


梨夜の部屋全体にアラームが響き渡る。


梨夜はなんだよ…もう朝かよ…。と、半分キレ気味に起きる。


"いやいや”起きてるからなのか、ドスドスとわざと音を立てるように一階に降りる。


1階に降りた瞬間、梨夜は朝ご飯が並べられてる机に向かわずにソファーに飛び込んた。


お母さんが言う。


「りぃ、はよしないと学校遅れるよ」


続けてお兄ちゃんも言う。


「おーい。生きてますー?遅刻したら成績下がりますよー?」


そう言われてハッとする梨夜。


今の時刻を見て、あ、まだ7時だ。とほっとしたように言う。


何故かって?それは梨夜の成績が危ないからだ。


梨夜は超がつくほどのバカで、成績もだいぶ下。


遅刻しては、もう退学レベル…。というか、梨夜はもう既に5回以上遅刻している。


梨夜は急いで支度をして、超急ぎで家を出た。


「うおおおおおお!」


梨夜は全力疾走。梨夜は、意外と足が早い。未だに50メートル走は7秒台。


交差点の曲がり角で人型の影を見た梨夜は、うわっと言い、よけた。


ゴッツン!


ものすごく鈍い音がした。急いで避けたのか梨夜はそのまま電柱柱にぶつかってしまった。


しばらく痛がってると1人の男子が梨夜を下敷きにして倒れ込んできた。


「えっ、ちょ、ハ?」


梨夜は困惑したように言う。その男子も梨夜と同じように頭を抑えていた。


10秒後、男子がハッとしたように言う。


「うおおおお!?すみません!無意識に下敷きにしちゃってました!」


梨夜は「大丈夫です」とだけいうと足速に学校へ向かった_

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誰よりも輝く君を見て 梨里 @hashi_rio

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