序2
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『彼は見渡し、ダビデを認め、彼が血色の良い、少年だったので、侮った。このペリシテ人はダビデに言った。「わたしは犬か。杖を持って向かって来るのか。」そして、自分の神々によってダビデを呪い、さらにダビデにこう言った。「さあ、来い。お前の肉を空の鳥や野の獣にくれてやろう。」』サムエル記上17章
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⚪︎
ペットはぜったい必要
お金もそこそこ必要
おやつは一週間分まであれば
とりあえずはOK
車は? 家具は?
ゲーム機は?
新しいお
【タカ】行ったな。
【トビ】ああ。行った。
お仕事は何がいいかな?
僕は食べ物屋さんなんかが
いいと思うのだけれど
何か資格を取らなきゃいけないのかな?
【トビ】で、このガキ、どうすんだ?
それから彼女のご両親にも
ご挨拶に行かなきゃだね
【タカ】黙ったまま、ちっとも動かねーな。
ようやく僕らは一緒になれるのだから
ようやく二人での暮らしが始まるのだから
幸せになるための
万全の準備をしておかないと
【トビ】コイツの名前、なんつったっけ?
【タカ】忘れた。てか聞いてねぇ。
うん、そうだ
思いついた
どうせなら二人で一緒にできるお仕事にしよう
【タカ】でも、よかったじゃねーか。
【トビ】あん?
【タカ】お前、子供大好きなんだろ?
あとは
えーと
えーと
うん、これでだいたい完璧
【トビ】あ? 誰が。
大切な計画はね
じっくり時間をかけて
幸せのかたちを作り上げてゆくんだ
【トビ】大嫌いに決まってるじゃねーか。ガキは汚ねぇーし。うるせーしよ。
それでね
できあがった後は
最後の仕上げに
真心を込めて
神様にお祈りをするんだよ
【タカ】あ? じゃ、コレどうすんだよ。
そうすれば僕の大切な願いごとを
大切にしてくれる神様が
より良い計画に変えてくれるんだ
【トビ】知らね。どうすんだよ。
て、
牧師さんが言ってたよ
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