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  • 第7話 新婚生活への応援コメント

    千弦さん、大事にしてくれる旦那さまでよかった……!
    情熱的な旦那さま、それはそれでお相手が大変そうではありますね。

    若き侯爵家ご当主、食えない公爵と子爵にも負けてない。素敵です!

    作者からの返信

    睡蓮華 様。
    読んでくださって、ありがとうございます。

    千弦は早くに母を亡くして、父の不在中は家を切り盛りする頑張り屋さんでしたが、最初の結婚が気の毒だったので、ちょっと訳アリで随分年下の旦那様ですが、極上の愛され方を体験させてあげようかな、と思いまして。笑
    姉さん女房だからこそ、良い夫婦関係でいられるのって、素敵かなと。

    世の中、若い嫁がいいとされてますが、そうじゃないぞ!なのです。

    公爵の前では、幡侯爵は意地でも胸を張って子爵に立場を見せつけました。そして帰宅後は、奥さんを抱きしめたことでしょう。

    編集済
  • 第6話 計画的な結婚への応援コメント

    若い燕という表現に、ふふ、と笑みをこぼしてしまいました。好き。

    登場人物がみんな、それぞれ意思を持って生きて動いているのが素敵だと思いながら拝読しています。

    足は切断をまぬがれてよかった!
    靴片方のくだり、「今そんなこと考える?!」な現実逃避感があってリアリティありますね。

    さて、黒幕は……

    前回からだいぶ時間が空いてしまいましたが、「そうそう、こういうお話だった!」とすぐに思い出せました。
    少しずつ読ませていただきます。

    作者からの返信

    睡蓮華 様
    読んで頂いてありがとうございます。

    若い燕、魅力的です。現代ならば女風に行くのかな? 
    (勇気がなくて行けませんが。笑)

    >登場人物がみんな、それぞれ意思を持って生きて動いているのが素敵
    ↑ありがとうございます。そう感じて頂けて、とても嬉しいです。

    ゆっくりでも、お越しいただける……。
    とても嬉しいです。
    ありがとうございます。

    私も、頑張って完結まで持っていこうと、チマチマ書き進めております。
    よろしくお願いいたします。<(_ _)>

  • 第21話 どんな世界かへの応援コメント

    金木所長の提案=「爆弾」という表現は決して大袈裟ではなかったですね。

    祥樹の葛藤、辛くなるほどです。
    商人としては未来を見据え、冷静に判断できるはずの人物が、「父」となった瞬間に立ち尽くしてしまう。
    愛情深いんですよね。

    千弦さんと結婚した時、瑠知亜がちゃんと大切にしてもらえるのか、勝手に心配していました。
    杞憂でした。千弦さんは素晴らしいお母さんですね。

    祥望……安芸優子との関係が微笑ましいです いいですねぇ( *´艸`)こういうの!!
    子ども同士の淡い感情、これからどうなるのか見守りたいです。

    世界情勢・女性教育・家の存続・子どもの将来……そんな複数の軸が重なり合いが、最終的には一つの家庭の朝食の席へと収束していく構造、素晴らしかったです。

    海外編にも触れられる予感に、期待が高まります(*ノωノ)

    作者からの返信

    いつも丁寧なコメントありがとうございます。

    私が娘を県外に出す時は、子供の先の心配ばかりをして、つい足止めしてしまいそうになっていました。
    『いかんいかん。子供には子供の将来がある。邪魔をしてはいけない。』そう思い直して、お口にチャックでした。笑

    食事の内容を書こうかと毎回悩むのですが、そこで字数を使っては、ただでさえ削る方向なのに~と、ジレンマ中です。

    ちなみに、この日の朝食は、焼きたてのパンと、バター、目玉焼きに野菜のサラダ、ポタージュスープに、発酵牛乳の温はちみつ入り。でした。
    フルーツは、みかん。
    至ってシンプルで、蛋白質豊富な、シェフと千弦さんの合作です。

  • 第7話 新婚生活への応援コメント

    時代背景を考えると祥樹さんは素晴らしく使用人思い、奥方思いの男性に見えます。
    千弦さん周りの追放令嬢的な展開もあり、このような如何にも王子様然とした人に愛されたらと思うとうっとりしてしまいますね。
    千弦さんに感情移入して浸り切ってしまうにはキャッチコピーが少々引っかかりますが……。

    作者からの返信

    月兎耳 様。
    読んでくださって、ありがとうございます。

    祥樹は、王子様には程遠い設定でした。年上女性数人に若い時からアレコレ手解きを受けて、そっち方面で歓ばせに快感を持っちゃって。
    実は凄く割り切った考え方の持ち主でもあったのですが、
    自分の生い立ちから、伴侶となったからには、愛そうとします。
    千弦の懐の深さに、メロメロになっていきます。

    江戸時代の商人の旦那方が、良い主人の見本となっています。
    実に細やかに、雇用人を守っていたのが、史実に残されています。

    キャッチコピー、引っかかってください。後から、理由が分かります。

  • 第20話 幡家の宝石への応援コメント

    瑠知亜の立場と心情がこれまで以上に丁寧に掘り下げられていましたね。
    幡家という大きな家の「宝」として大切に守られること、青い瞳や金色がかった髪といった目立ってしまう外見のこと。
    思春期の切実さと、名家に生まれた者の宿命が同時に滲んでいるような気がしました。

    金木悠人さん、軽妙なやり取りから一転、国家や教育、世情操作の話題へと話を広げるあたり、彼も有能ですねぇ。

    「守られるだけの立場から、誰かを守れる力を付ける為に。」という誘いは、物語の大きな転換点を予感させますね。ここからの瑠知亜が楽しみすぎます……

    作者からの返信

    晴久先生
    いつもコメントと♡、感想をありがとうございます。

    こんな丁寧な感想をもらえる事が、誰からも無反応の投稿1年を経験しているだけに、身に沁みて、有難いです。

    瑠知亜や、周囲の者がどう判断するのか。

    現実世界でも、子の進路の選択に、親は悩み心配し葛藤します。
    父親の祥樹と母の千弦は、どんな選択をするのでしょうか。
    きっと、多恵様が背中を押してくれるでしょう。

  • 第19話 社運をかける時への応援コメント

    幡商会が「商員を守りたい」と真正面から向かう姿勢、良かったです。
    性病問題だってただのスキャンダル話で終わらせないところがさすがです。

    古参船長も語ってくれました。
    長い海の人生の中での失敗や経験を……ありがたい。

    抗生物質が効かない変異種の可能性や、衛生管理の問題など……国内の問題ではなく、外国航路、世界情勢ときちんと繋がっているのが、この作品のスケールの大きさですよねぇ。

    女医学校、いったん見送りになりそうなのは正直とても残念です。
    祥樹や安芸が現実を直視しているからこその判断だと理解できる分、余計に切ないですね。
    特に、安芸が娘を通わせたいという想いを抱えて動いていたことを思うと、その夢が一度遠のいてしまうのはつらいです。

    時代の重さですね……。

    作者からの返信

    晴久 様。いえ、晴久先生。

    いつも丁寧に読んでくださって、本当に感謝しております。
    ここ最近、登場人物に実在の生きて来た人を、なるべく重ねるようになってきました。

    祥樹は、父方の祖父です。
    この人、当時では珍しく、田舎者ですが東京帝大出て、満州で軍医をしていたそうです。
    実家は裕福な豪農。江戸時代には庄屋です。明治に入って、幾多の戦争を経て貧しい農家に転落しました。(土地の地番が庄屋の家から付いているのを、この時初めて知りました。)
    この祖父に、直接に合った事はないのですが、私の実父の土地名義変更で、祖父の戸籍を取り寄せて、びっくり仰天しました。
    この祖父、自身の親族の一族郎党を、養子にしたり育てたりしてたのです。たった一人で。だから、私の父の兄弟が多かったんだ~と。

    終戦後は、内地に引き揚げて高校で教鞭を取り、測量の教科書を自分で作り、生徒に教えたそうです。その資料を、私は今でも持っています。
    (日本で初の測量に関する教科書だそうです。計算式が難し過ぎて)
    土地の面積測量や鉱山内の測量方法、河川流量から発電施設の設計などを手掛けて、日本の戦後復興を陰から支えた人でした。
    祖父が計算して造った、発電施設が現在も国内に稼働していると、腹違いの兄から聞かされて、鳥肌が立ちました。
    歴史に名を残してはいないけれど、どれ程の人の、陰ながらの矜持で、この国は成り立っているのか。
    ダムや、道路や、架橋、鉄道、その技術は、世界に誇れる。
    名も無い技術者に、陰ながら、無限の賛辞を贈っています。

    その技術を、幡商会が手にしていきます。

  • 第3話 父の想い人への応援コメント

    家督と財産、そして愛憎が絡み合う感じが一気に引き込まれますね!

    作者からの返信

    ありがとうございます。

    書き慣れないもので、毎回、飽きられないように、次話への繋ぎに
    四苦八苦です。 笑

  • 第2話 葛藤への応援コメント

    伝統のある家に生まれるとなかなか難しいところがあって大人の事情や事流れ主義に流れることありますよね
    頑張ってとしか言えないです!

    作者からの返信

    なかごころひつき 様
    読んで頂き、♡まで頂けて、とても嬉しいです。
    ありがとうございます。

    ヨーロッパの貴族階級の習慣を引用して創作していますので、日本の習慣とは馴染まないかな、と迷いながらも、面白いとも思ってしまって。
    あちらは、後継者を産んだら後は自由な感じなので……。

    今後、祥樹さんは、頑張りますよ!!

  • 第18話 女の子の未来への応援コメント

    帝都総合病院の外科部長さん、賢い娘がいたのに、時代と価値観に押し流されて嫁がせてしまったことへの後悔……
    あーーーもう時代って罪(怒)

    そして……さとこさん、衝撃でした。
    千弦が淡々と語る分、余計に重い~。(淡々と語るしかなのですが……)
    安芸という人物は、ただの有能な経理部長ではなく、「理不尽を知っている男」なんですね。
    女子医科大学設立の動機が一気に深まりましたね。娘の未来だけでなく、「女の子が理不尽に搾取されない道」を作ろうとしている。
    ありががいことです。

    >僕の奥さん、天使でしたか!
    幸せです(#^.^#) デレです♪

    入試問題を新聞に載せる策、すごくないですか?
    本当に頭がいいですよね?=作者様
    女子が難問を解けることを社会に見せつける。これは単なる学校設立ではなく、世論との戦いなんですよね。

    女子の学習内容 もーーー、気持ちわるいですね。
    作ったやつ、出てこい(# ゚Д゚)

    タイトル:女の子の未来は、国の在り方そのものを問いかけていましたね。

    前回のコメント返信が……幻ですように(;''∀'')
    安芸の娘・瑠知亜、素敵な未来をつかんでほしい!!

    作者からの返信

    晴久 様
    いつも、丁寧に読んでくださってありがとうございます。
    感謝しております。

    さとこさんは、私の母方の伯母がモデルです。昭和4年生まれの彼女は、口減らしの為に、7才で他家の商家に奉公に出されました。(明治の藩政廃止で、武家の子女は辛酸を舐めたのです。)
    伯母は半年も経たずに奉公先から戻されます。当時治すのが難しい性病を患って。7才で、逃げ場の無い他人の家で、性病を患うような行為を半年間も受けた幼い子供。
    そんな時代が、日本のあちこちにあったのです。外国の話ではありません。
    地方の宿場町には、今でも遊郭跡の建物が残っていますが、遊郭に通えない丁稚奉公の若者達は、奉公に来た幼い娘を相手に慰めていたのです。
    この事実は、歴史の恥部な為、本人も身内にも語りません。
    私が物書きになった事を知った、昭和2年生まれの伯母が、生きているうちに語りたいと、自身の妹が受けた仕打ちを、今後の日本の女の子の為にと語ってくれました。
    (からゆきさんは、金銭を得ていたのでしょうが、奉公の娘は衣食住を得る代わりに、無償提供でした。)


    国家をあげての、女の子の不遇を、幡財閥がどこまで跳ね付けていってくれるのか、今後の展開に、四苦八苦中です。(;′⌒`)

  • 第17話 幸福のさきへの応援コメント

    幡商会は戦艦も海賊も避ける存在にまで育ったのですね!
    なんだか嬉しいですね(*´ω`*)

    そして家庭のお話へ
    「いい意味で競え。争わずに。」という教育方針も素敵です。
    特に父のハゲ(失礼)エピソードと、母の“こっそりカツラ計画”……。
    爺やのオナラで探し出される設定も良い味出してます。

    あと、診察台の描写からの嫌悪や嫉妬がリアルでした。
    あの時代背景ならなおさらですよね
    そこから瑠知亜の「女医になりたい」に繋がる流れが熱いです
    前半の出産のエピソードがしっかり読者に刻まれています、瑠知亜の夢を応援したいですね!

    そして安芸徹弥、魅力的ですね~
    「女医学校つくらない?」の一言で物語が跳ねました。
    ただ娘を送り出すのではなく、環境ごと変える発想になるとは!!
    「瑠知亜と、お前の娘の2人は入学決定な。」大きな決断なのに、テンポは軽快です(笑)
    でもその勢いが幡商会の強さそのものだと感じました。

    女医学校がどう動き出すのか、そして瑠知亜がどんな医師になるのか、続きを楽しみにしています!

    作者からの返信

    晴久 様
    海賊が襲うのを嫌う船の条件ー。
    襲った事を後悔する程のしっぺ返しを恒久的に行われる事だそうです。

    海賊が属する国を、外圧でギューギュー締め上げるのが最も有効だそうです。人質交換の交渉もしかり。万一船員を傷付けたら、その後何年も交易で不利な立場になるように追い込む。

    ふふふ。性格の悪さが出ますね。幡商会。
    商売人ですから。損して得取る。

    女医学校は……。実は世情に合わず、実質頓挫します。
    国家の理不尽に、屈する形になりますが
    諦めません。必ず、実現させる覚悟の、幡財閥です。

    今後、どんどんキナ臭くなる世情に、商会員の家族を守る為に、
    知恵を絞り出して、乗り越えようと、社運をかけて、大きく勝負に出て行きます。

    最後の最後で、瑠知亜が活躍してくれる……のかな??(笑)


  • 編集済

    第16話 要人警護への応援コメント

    冒頭の寿直のまっすぐさが、とてもいいですよね。
    瑠知亜に対して思ったことを、逃げずにそのままぶつけるところも気持ちよかったです。
    「子供らしいって何だ?」
    この話を読ませて頂いて思い出すことがあります。
    自分の幼なじみに、小学校のころから大人っぽくて落ち着いた、かわいい女の子がいました。周りの大人はよく「大人っぽいね」「しっかりしてるね」と言っていました。(自分はそれを褒め言葉だと思っています)
    でも大人になってから彼女が、「その言葉をずっと『ダメな子どもだ』と言われているみたいに感じていた」と話してくれました。

    瑠知亜の選んだ態度を否定するなと言うくだり、なんだか救われました。
    次回あったら、話してみようと思います(^^♪

    さらに握手のくだり。
    右手は信頼、左手は決別。
    後の展開を思うと、あの握手はとても重い意味を持ちますね……。

    さて……裏門での襲撃です。
    容赦ないです。
    短刀が横薙ぎに走る場面、血が噴水のように飛ぶ場面……
    胸が痛いです。

    寿直の戦闘も凄まじかった。
    警棒を使えない状況で、皮ベルトと警笛で応戦するという発想!
    やっぱり彼は強いですね。

    瑠知亜の訪問も泣けました。
    「たすけてくれて、ありがとう。」
    命を落とした先輩の言葉と、生きている少女の感謝。
    瑠知亜のこの一言が、先輩の「まもれ」と繋がる構造になっているのが素晴らしいです。
    そのふたつが寿直の中で一本の線になり、ここで彼の覚悟が完成するのですね。

    食事会も泣けました。
    特別な小さなテーブル。説明が最小限なのに、読者には全部分からされるのです。
    弔いの席であり、感謝の席であり、覚悟を共有する場でもある。

    そして相良村の若者たちが理解する……この流れが美しかったです。
    悲しさは残りますが、当主、家族、残った者たち、みんなの希望も感じられる回でした。

    作者からの返信

    晴久 様
    いつも丁寧に読み込んでくださって、感想まで頂いて、♡まで……。ありがとうございます。
    毎回感謝して、読ませていただいています。

    瑠知亜は真面目なので、背伸びしてしまうのでしょうね。幡家の長子という目で見られる事に応えなくては、と懸命なのでしょう。
    (私自身が、子供らしくない子供でしたので、その時に感じた想いをいれました)

    武闘については、私の子供時代、父親から繰り返し武闘を仕込まれたのを基にしています。武器を持たずに闘う方法でしょうか……。父も自己流でしたが、大層な技ではありませんが、地味にダメージを与えて、自分が逃げる為の時間を稼ぐ戦法です。後年、ちゃんと空手を習いました。
    (私は身体が小さいので、捕まらずに一撃必殺な武術)

    昔に、米大統領が襲撃された時、シークレットサービスの男性が身を挺して銃弾を防いでいたのを見て、
    『この人達は、どんな想いでこの他人を警護してるのだろうか』と、考えたのを生かしました。お金の為だけではない、そこには何かしらの想いがあるはず……。

    この話から、世情がどんどんキナ臭くなっていくので、10万字超えてしまい……。開き直りました。
    思いっきり登場人物に動いてもらおうと思います。

    読んでくださって、ありがとうございます。
    大いなる感謝と、親愛の想いを込めて。

  • 第15話 上に立つとはへの応援コメント

    瑠知亜が爺やを励ますシーンは、子どもの言葉だからこその真っ直ぐさがありますね……
    ぐっときます。
    だんだんと瑠知亜の人物像が、ただ可愛いだけではなく、人の心を支える存在になっているのがよくわかりました。
    井筒寿直!
    粗野で、世間知らずで、どこか危うい若者……でもどこか憎めない感じがします。
    うわ……実力がすごそう(;゚Д゚)
    門衛のキャラクターもいいですね!!
    人の良さと観察眼を兼ね備えていて、寿直の成長のきっかけを与える存在でした(^^♪

    寿直が「心を入れ替えます」と走り出す、さわやかな締め!
    ひとりの人間の価値観が確かに変わる瞬間、これからが楽しみな若者です♪

    作者からの返信

    晴久 様
    お返事が遅くなりました。いつも読んでくださって、感謝です。

    現実世界で、情報収集しておりました。笑

    井筒寿直もですが、ダムの底に先祖伝来の土地が沈んで、根なし草になってしまう一族の寄る辺になれたらなあ、なんて設定しました。
    渇水期に、ダムの底に姿を現す、旧小学校の校舎の時計に涙を誘われた事がきっかけです。あの校舎を卒業した方々には、あの景色はどんな風に見えているんでしょうね。
    豊かな水を得る都会の浄水や発電の為に消えていく小さい集落。大多数の意見の前に、割を食う少数。
    そんな想いがある事を、幡商会のトップはきっと分かっています。

  • 第14話 救いへの応援コメント

    祥樹が血まみれの手で正木を押さえ、必死に指示を出す場面の緊張感……
    正木が祥樹を安心させるような言葉をかけるところに、どれだけ当主を信頼し、支えようとしているかが滲んでいますね。

    爺やの過去が明かされるくだり、かっこいいですね~!
    一方で、千弦の不安や恐怖が辛かったです。

    事件の「余波」が、こうして家族の日常に深く食い込んでいるのは当然かもしれませんが、つらいです。

    多恵様!
    多恵様の心をほどいていく場面からの、ラストの訃報……
    ショッキングです。
    老いと死を目前にしながら、それでもなおみんなを守ろうとしてくれたんですね。
    なんて人でしょう。
    瑠知亜とのやり取りを思い出すとぐっときますね……。

    作者からの返信

    いつも丁寧な感想を、ありがとうございます。

    多恵さんは、粋でちゃきちゃきなイメージで描いていました。
    甘いも酸っぱいも味わって、それでも優しい人。
    夫の子供を、とても大事に育てた。

    老いは誰にでも訪れますが、生きている人により良い未来を
    示せる最期を迎えたいと、常々思っています。

  • 第13話 父としてへの応援コメント

    ここまで、重たい深みまで連れていかれるとは思いませんでした。
    ひえ~(汗)

    冒頭の瑠知亜への気持ち。
    「愛せるか不安だった」という正直な不安と、そしてその後もう大丈夫だと気づく流れにほっとしました。
    雪絵への想い……ええっ?!まだくすぶっていたんですか!(涙)
    ここが一番、読んでいて辛かったです。
    感情ってしかたのないことなのかもしれませんが、もちろん裏切りとも思わないですが……
    忘れられたらどんなに楽か……
    自分の中で処理しようとする姿が苦しいです。

    父・祥一郎殺害事件が再び掘り起こされ、雪絵の残した記録が意味を持ってくる流れ……魅せてくれます。
    ここにきて交友関係記録が生きてきました。
    彼女は確かに歴史を動かした一人だったのですね。

    父は幸せだったのだろうかという問いは物語全体の問いでもある気がしました……。

    ああ、全員幸せになってほしい……。

    作者からの返信

    ここで、暗い展開を一気に乗り切ろうと思って、色々と入れ込みました。
    (商船の乗組員返還とか、なかなか盛り上がらないですから)


    自分の子ではない子を育てながら、実子が後から生れたら、
    きっと思う所はあるんだろうな。
    そう思っておりまして。
    淡い恋を抱いた、名も聞けなかった女性が、自分の父親の子を産んだとしたら。憎さは何倍にもなるのではないかとか。
    随分と年上の父と、子供が出来るような事をしていた訳なので、当初は、心中は穏やかではなかった筈。とか。

    そんな葛藤を飲み込んで(乗り越えてはいない)実子を抱いた。しかも自分で取り上げたから、愛しさもひとしお。

    それでも、瑠知亜を可愛いと思える自分が居て、おまけに許嫁に取られるのがイヤ(嫁に出すのが現実的に見える)なのですよ。想い人の面影にドキッとして。
    娘の結婚式なんか考えたくない父親ですね。

    いいお父さんになってくれてて、嬉しいです。

  • 第12話 新しい命への応援コメント

    出産シーンだと予想し、身構えました(;´・ω・)
    陣痛の描写も緊張しました。

    祥樹の慌てぶりも、いつも頼れる当主でありながら、いざ妻が苦しみ始めると完全に素人で、おろおろしてしまう姿がとても人間らしくて、ふふ。
    「もうすぐ産婆が来ますよ」と繰り返すしかないところや、何をすればいいのか分からずに必死な様子が、かえって彼の誠実さを感じさせました。

    そして、出産の瞬間。赤ん坊の頭が出て、産声があがるまでの流れ……
    「あ、生まれた!!」と自然に思えたのがすごかったです。

    祥樹が両手で受け止めた赤ん坊を、呆然と見つめる場面は、本当に美しくて、命の重さと温かさが伝わってきました。
    感動でした……

    赤ん坊を見た瞬間に「跡継ぎ」という言葉が頭をよぎっていましたね。
    喜びと同時に、責任や立場を意識してしまうところが、この時代、この家の当主らしいです。

    最後の、祥樹が千弦に「ありがとう」と伝える場面が、とてもあたたかかったです。

    千弦の嬉しそうな笑顔と、額への口付けで締めくくられるラスト、素敵です。
    毎回素敵です!って書いてしまっている気がしています(/ω\)
    ああ、語彙力がないですが、本当に素敵でした。

    作者からの返信

    いつも、とても丁寧な感想を頂いて、
    晴久さんのコメントがとても嬉しいです。
    ありがとうございます。

    実は、私、2人目の孫の出産の時、自家用車の後部座席で、赤ん坊を取り上げました。渋滞で産科に間に合わず。携帯で助産師さんに状況を説明しながら挑んだお産は、心臓バクバクでした。

    まんま、このシーンに出しました。
    生れてすぐの赤ん坊が、尊くて……。
    すごい経験をさせてもらいました。笑

  • 第11話 信じられるかへの応援コメント

    「この国の警察組織が、信じられるか……?」……
    父の死、警察への不信、自分の判断が正しかったのか分からない不安。
    幡侯爵という立場の重さもあいまって……読者も辛い。

    千弦の言葉はいつも素敵ですね。
    「経験は借りればいい」という温かい提案。
    良い奥様です(●´ω`●)

    弱音を吐ける場所がちゃんとある、というだけでほっとしますしね。

    ふたりの甘い雰囲気大好きです(≧▽≦)
    「子供はオマケでいい」「あなたが無事でいてくれれば」
    当時の医療事情や不安も全部詰まっていますね!

    安芸徹弥、強烈ですね。
    前会長との縁。キャラが立ちすぎていて、一気に好きになりました。

    信じられるか、という問いに対して、警察でも国でもなく、人と人の覚悟と継承が答えになっている回だったのですね。
    いつもながら素晴らしい構図です。

    作者からの返信

    晴久さん、ホントに誉め上手!!
    今回も、コメントに舞い上がっております。

    祥樹は、人に恵まれているのですが、その人材を拾い集めて来たのは、祖父であり、父親なんです。
    自分で選んで来たのは、奥さんだけ。

    さあ、今後、どうなるんでしょうね……。

  • 第10話 国際問題への応援コメント

    読み応えがありました……

    ウジュナニート側が単なる無法者ではなく、「国として行き詰まっている」という背景を持っているのが分かってきて、話が一気に重くなりますね。
    一線を越えた発言が出た瞬間に空気が一変していて、ここまで積み上げてきた緊張が一気に噴き出す感じがありました!
    顧問弁護士が冷静に「国際問題」として切り替える場面が鮮やか!!
    力関係がはっきりするのが気持ちよかったです。

    会話の応酬から、確実に危険な局面へ移行していく流れがすごいです。
    なんだか圧倒されました。

    作者からの返信

    晴久さんって、誉め上手ですよね。
    いつも思うのですが……。
    なんて有難い言葉の数々!!
    舞い上がりました。╰(*°▽°*)╯

    この回は、どう展開させるかを悩みに悩んだ回でした。
    現実世界のクーデターを経て成立した国々も、
    重要人物を殺し過ぎて、迷走しているな、と感じており。
    あの人を生かしてさえいたら、もっと違う結果があったろうに
    と、よく思うのです。
    そんな事を思いながら書きました。

    いつも、ありがとうございます。

  • 第9話 あの手この手への応援コメント

    「偶然ばったり会えばいいじゃないですか」
    ↑おお~千弦さんお手柄です!!
    ご主人ともラブラブで、幸せいっぱいで、過去をしっているだけに読者も嬉しい(涙)

    後半のレストランでの場面は、さすがですね。
    曾祖母の話を持ち出し、昔の国名をあえて使うあたりも、外交の巧みさがよく出ていました。「縁」を前面に出すことで自然に距離を詰めていく手腕が、読んでいて気持ちいいです。

    予想もしていない事態が待ち受けている……??
    わー……緊張します。

  • 第8話 死守すべきもの達への応援コメント

    芸能部を作り、屋敷の中に明るさを残そうと……素敵ですよね。
    一方で、商会の大型船消失のくだり、こういう事件、実際にあるんですよね。
    なんだかもうドキュメンタリーを見ているような感覚になってきております。

    これはただ事じゃないですね。
    終盤、ついに見つかった船影、そしてウジュナニート国の名前。

    不穏な陰謀パートの緩急が素晴らしい……続きが気になります。

    (体調いかがですか?コメント返信など気にせず、お大事にしてくださいね)

    作者からの返信

    いつも読んでいただいてありがとうございます。

    カクヨムコンの締め切りで、肩に力が入っていたようで…。
    孫っち連れて早めに寝たら治りました。
    ご心配をおかけしました。

    商船に憧れて、つい書いてしましました。
    商船って、カッコイイ!!
    そして、船舶関連の国際法とか調べてたら、どんどん面白くなり
    結局、間に合わなかったという……。

    祥樹くん楽しみ上手なのです。
    家に帰らず遊びほうけていたので。

  • 第7話 新婚生活への応援コメント

    婚儀の長い1日とその後の長い夜、良い時間でしたね!
    婚儀のあとに用意された「使用人たちのための時間」がまたとても良かったです。
    労いとしての豊かさがきちんと描かれていて、幡家という家がどういう価値観で回っているのかがわかりました。

    千弦の提案が生きていて、それを祥樹が理解し、実行するのも素敵です。

    三日間姿を見せないくだりは爺やと家令の「やれやれ感」が絶妙でしたね(*ノωノ)

    おぉ……夜会での元夫との対峙……。
    徹底的に「格の違い」を示してくれました。
    公爵の食えなさもきちんと描かれていて、今後への緊張感が残ります。

    ご懐妊おめでとうございます♪
    祥樹がこの時代設定ではかなり珍しい「いい夫」「いい父親」ですね!!
    瑠知亜を「娘だ」と言い切る場面も胸にくるものがありましたが……付き添いを当然のようにし相手の体と人生を尊重しているから大事にする、人間性ですかね?
    とても素敵です!

    作者からの返信

    心にじーーんとくる感想を、いつもありがとうございます。

    祥樹は、年上のオネエサマ方から、多くを学んだので
    夫君からされて嫌だった事や、して欲しかったであろう事を
    学んだのでしょう。

    しかも、付き合いのあったご友人のご母堂が、
    通常家庭の価値観を持っていたので、察しの良い彼は、それを
    尊重しました。(上に立つ者としての視点が備わる土台が養われた)
    元々、柔軟な思考の持ち主なので、
    許容範囲の範疇が広くなったのでしょう。
    何事も、知ったかぶりせず、素直に学ぶ、祥樹くんです。

    幡家は、商人なので、『一時の儲けは、何かのきっかけで吹っ飛ぶ』事を知っています。商売上取引相手に対して”誠実であること”が、長く商いを営む上では、何よりも重要だと祖父に言われていたのです。
    その心意気が、今後もどんどん出てきます。

    晴久さんのお陰で、書く事が楽しくて。
    とても、励みになります。
    ありがとうございます。

  • 第7話 新婚生活への応援コメント

    企画からきました。一話、一話が大変に読みやすく良い作品ですね。応援します。頑張ってください。

    作者からの返信

    かず斉入道 様

    初めまして。於ともと申します。
    読んでくださって、ありがとうございます。

    応援しますのコメントに、舞い上がっております。
    よろしくお願いします(≧▽≦)

  • 第6話 計画的な結婚への応援コメント

    まず、千弦さんの怪我の深刻にびっくりです……
    医師の言葉一つ一つが重く響きました。「切断」の可能性が示唆された場面では、物語だと分かっていても本当に辛かったです。

    すっかり感情移入しております……

    その中で、即座に「婚約者」と言い切る場面に胸を掴まれました……
    彼の覚悟と責任感がはっきり表れていた気がします。
    父の死に関しては、不信感と違和感がどんどん積み重なりますね。
    猟犬の件や証拠の処理の早さなど、明らかに「消された何か」があると分かる描写が続き、今後の大きな陰謀を予感させてくれました。

    瑠知亜という名前も良かったです!
    健やかな成長を願ってしまいます。

    皇家からの香炉という贈り物は、祝福でありながら警告のようにも見えて、背筋がぞっとしました。
    くぅ……続きが気になるところですが、出かけて参ります!(謎の報告)

    作者からの返信

    晴久 様

    怪我の件、実は私の体験です。
    同じ所に執拗に衝撃を受け続けると筋肉繊維が切断されて内出血が始まります。その内出血が止まる前に更に衝撃を受け続けると、どんどん浮腫を起こして、血液が体温で腐り、壊死が始まります。
    その血液を早く体外に出さないと、敗血症などの重篤な状態に陥り、多臓器不全で亡くなるのです。

    むこうずねとかを、自転車のペダルで強打して、むっちゃ内出血して腫れた人が、ケガを軽く考えて大事になるので、注意が必要です。骨膜が破れてる危険があります。

    内出血を放置すると皮膚の下で血液がたるんで、皮膚が踵から床に垂れさがる場合があります。私は危うく、ひざを下切断するところでした~。

    あ、”香炉”は、存在を失念しておりました。大事なアイテムだったのに。
    登場させねば。(笑)

    いつも、丁寧に読み込んで頂いて、感激しております。
    明日の締め切りに間に合うように、10万字~~!!
    がんばります!!

  • 第5話 無謀な計画への応援コメント

    読ませて頂き、関健司が「裏切るはずがない」と言われる理由にも納得しかありません。

    特に良かったのは、「助けるとは、金を出すことではない」という父の言葉。
    幡家がどういう価値観で動いてきた家なのか、そしてその思想がちゃんと次世代に引き継がれていることが分かりました。

    千弦さんの登場……辛かったです。
    語られる警察での扱い!!(怒)

    そんな中「関健司男爵が父を殺めたとは思っていない」
    この一言が、千弦さんをどれだけ救ったか。

    父と健司の過去、贈り物の話は胸に来ました。

    ラスト、屋敷に誰かが出入りした気配と、不穏な空気!?
    ここで一気にサスペンス色が強まり、「これはもう後戻りできない段階に入った」と感じさせる締め、そして引き……
    続きも楽しみに読ませて頂きます。

    >実は、雪絵さんは、私の母方の曾祖母がモデルです
    ↑返信コメントありがとうございます!
    やっぱり!!この細かく、そして気持ちの入った描写に、どなたがモデルさんがいらっしゃるのかな……って思いながら読んでいました。
    こういう情報を作者様から頂いてますます没頭してしまう……ウェブ小説って素敵ですね!
    いつもありがとうございます♪

    作者からの返信

    いつも、丁寧な感想を頂いて、毎回感激しております。

    昨晩は、私も遅くまで起きていました。
    昨日、晴久さんから頂けたコメントに舞い上がっており……。
    嬉しい感情に乏しい自覚があるだけに、予想外の感動に、
    うるうるしてました(笑)

    現在、江戸後期の世情を下準備しないと
    曾祖母の半分フィクションの話が書けないと思い、
    重い腰を上げて、図書館通いしようかなあ……。
    と思ってます。
    はて。そんな文献ってあるのかなあ。
    維新前に暗殺された家族側の証言集みたいなの。
    (ちなみに、土佐藩士でした。他所での暗殺は新選組に暗殺されたのかも……。)
    武家の女は辛抱強くて、口が堅いから、無いだろうなあ。文献。

  • 第4話 共にへの応援コメント

    こんな運命って…… なんだかショックです。
    そして……おもしろいです!!

    まず、雪絵さんを追いかける緊迫感。
    妊娠しているのに走ってしまって、案の定倒れてしまう流れ……
    しかもそれが父の葬儀の最中というのが皮肉です。
    奇しくも人生の「終わり」と「始まり」が同時に押し寄せてくる感じが胸にせまります。

    そしてここです。
    夜会で出会った忘れられない女性が雪絵さんだったと分かるくだり。
    運命って、どうしてこういう意地悪な形で人を追い込むんでしょうか。

    出会うべきでなかった人に出会ってしまい、知るべきでなかった真実を知ってしまい、それでも前に進まなければならない。
    19歳の青年には辛いです。
    そして、父の死や相続、疑惑、赤ん坊の誕生、そして雪絵さんとの因縁……こんなものを一人で抱え込めるはずがないですよね。
    これは、多恵様に縋って泣いてしまいますよ……

  • 第3話 父の想い人への応援コメント

    母親に対する嫌悪感は、もう読者側も完全に同調してしまいますね……。父の死んだ当日に乗り込んでくる厚かましさ、財産目当てなのが透けて見える態度。

    雪絵さんの過去と、父・祥一郎との出会いの話……
    人生に何度も突き放され、それでも必死に生きてきた女性だったことが分かって、一気に印象が変わりました。

    そして、ようやく授かった子供。その矢先に、すべてが噛み合わないまま亡くなってしまう展開は、本当にやりきれないです。
    これから、もし生きていたら祥樹との関係も改善される未来があったかもしれない……なんて事も考えてしまいますね。

    多恵様に支えられて呼吸を取り戻す場面は、ここまで張り詰め続けていた心が限界を迎えたんだな……とわかりました。
    まだ若く、限界がくれば壊れそうになる、普通の人間なんだと改めて感じます。

    そして今は雪絵さんが心配ですよね……身重ですし。

    作者からの返信

    晴久 様
    感想を頂いて、嬉しくて嬉しくて、今夜は眠れないかもです。

    イメージ背景は、明治の中期に差し掛かる頃のイメージです。
    実は、雪絵さんは、私の母方の曾祖母がモデルです。写真が残されているのですが、日本髪を結っていて、とても綺麗な人です。このお話と似たような感じになる人生でした。
    (この人の生涯も、波乱万丈で。そのうち、作品にしようと思います。)

    どの時代も、女は強く、したたかに世を渡っていってくれるはず……。

  • 第2話 葛藤への応援コメント

    爺やから語られる出生の話があまりにも生々しくて、彼の気持ちを考えると辛いですね。
    家の存続、爵位、血筋、制度……そういう「大人の事情」の塊みたいなものの中で、誰も幸せになっていないのがまた辛い……。
    でも同時に、「そういう時代」「そういう家」だったのだろうという説得力もあって、簡単に善悪で切れないのでしょう。

    交友関係記録の冊子も貸付金の一覧になっているとかこれから継ぐものの重さを突きつけられていますね。

    多恵様の存在は、この話の中で数少ない救いに見えました。達観していて、現実をよく分かっていて、それでいて味方でいてくれる大人。
    彼女自身の過去もかなり壮絶なのに、それを踏まえた上で現実的な助言をしてくれるのが、とても頼もしく感じました。「安全な遊び」という言い方はシニカルだけど、彼女なりの優しさなんだろうなと思います。

    そして、父の事故。狩猟中の誤射と犬の襲撃という、あまりにも悲惨な最期。雪と血の描写が目に浮かぶようです。

    病院に着いたらもう亡くなっていた……でも、父の死そのものよりも、爺やの小さくなった背中に強く心を動かされる感覚が、すごく人間らしいと思いました。

    そして……産みの母との再会、ここ一番腹が立ちますね。
    開口一番「葬儀の手配は済ませてあります」という台詞もそうだし、「家の主が死んだからここは私のもの」という態度も、あまりにも醜悪!
    そこに出てくる妹。

    全体として、第二話は主人公が「望まない形で大人にならされていく話」だと感じました。
    家、金、血筋、権力、責任、憎しみ、そして無関係ではいられない他人の人生。どれも避けられないものとして一気に押し付けられていて、彼はどうやってこの重たい立場を背負っていくのか……


    ああ、長くなってしまってすみません!

    作者からの返信

    晴久 様
    いつも読み込んで頂いて、ありがとうございます。
    また、丁寧な感想を頂ける事が、とても有難いです。感激しました。

    伝統ある大きな家を継ぐ者は、それなりの覚悟を持って成長していくと考えています。周囲もそのように接するでしょうし。
    祥樹の父親は、心のどこかで、その家から逃げたい人でした。親友を助ける手助けが、自分の力で成せなかった事が転機となった感じです。
    友の一人も満足に救えない自分の実力と、それを成した父親の政治力と財力を見せつけられて、腹をくくった。
    その点、祥樹は生まれながらの後継者でした。父に反抗していたのも、
    物事にぶつかって解決せず、逃げようとする姿勢、母親を説得できない父の弱さが許せなかったのでしょう。
    祥樹はこの後、更に重たい選択をしていきます。

    息子は、親のやり残しを、拾って拾って……。そんな感じです。(笑)

    追いかけてくださって、ありがとうございます。
    今まで経験した事が無い喜びを、噛み締めています。
    おかげさまで、絶対に完結まで行けそうです。

  • 第1話 どうしてへの応援コメント

    於とも先生の、家族、血縁、愛情というテーマ、また読ませて頂きます!
    よろしくお願いいたします。

    まず父親……
    放蕩者でありながら商才があり、老いを感じさせない外見、そして遅れて訪れる“父親らしい選択”。
    こか人間臭くて、だからこそ読んでいて余計につらい存在ですね。

    一方で、母の描写もまた救いがない。

    「父に似ている」と言われることへの嫌悪や絶望感は、言葉にしづらい感情なのに、生々しく伝わってきました。

    また、冒頭の「幼い妹を膝に抱く場面」が、後半を読んだあとに全く違う意味を帯びてくるのも巧みだと思います。
    タイトルの「愛しいと想うことさえ許されず」という言葉が、血縁と社会制度に縛られた感情そのものを象徴していて、第一話として非常に強い余韻が残っています。

    続き楽しみに読ませて頂きます!

    作者からの返信

    晴久 様
    読んで頂いて、感激しております。ありがとうございます。

    母親も、好き好んで嫁がされて訳ではなかったのが、不憫なんです。
    親が決めた許嫁であったけれど、幼い愛情を温めあった許嫁と、無理矢理に離された気の毒な人でもあります。
    親の決め事に逆らう事が許されなかった時代です。
    女に、生家の相続権が無い時代。それを、この主人公が変えていきます。