すごく繊細な感覚描写に驚かされました。
ピアスの穴という「欠落」を軸に、少女たちの身体の傷と心の空白、生と死への揺らぎがビシビシ伝わってきました。これも、繊細な感覚描写があってこそ、のこと。
血や痛みの描写は生々しいのに決して刺激的ではなく、どこか透明で美しい印象が残ります。
登場人物たちの危うい距離感や、「今死にたい、でも来週公開の映画を観たい」という矛盾を自然に抱える十六歳の心も非常にリアルです。
こんな繊細な気持ちをとっくに忘れてしまっていた、汚い大人になってしまった私の目に、この文章たちは鮮烈に飛び込んできました。
読む人を選ぶ作風ではあると思います。
ただ感性に響く人には深く刺さります。
毎回思うけれど、高校生か。
今の高校生、本当にすごいなぁ。
すごいなぁ…
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