4.ウキウキ♪フロントラインウォーカー部VCログ その1

パスワード:〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇




チャンネル1


・(リーダー)姉御

・トラッパー

・鍵屋

・サイン


サイン:生存報告だ、今日もヤバかった


姉御:おつかれぇ〜


鍵屋:お疲れ様です


トラッパー:お疲れ


鍵屋:聞いてくださいよ、トラッパーのやつまたスカベンジズ大量にやっちまって賞金上がったんです


トラッパー:違う、俺はやってない、俺の通った道を通ったあいつらが悪い


サイン:お前は罠仕掛けながら歩くからなぁ。せめて帰りは解除しろよ俺も引っかかりそうになったことあるぞ


鍵屋:もうトラッパーの賞金は人生二回送れるくらいの金額になってますよ


姉御:うむうむ、順調に私の老後資金を稼いでるようで何よりだ。


トラッパー:姉御?


姉御:いい感じに溜まったら私がスカベンジズに突き出して賞金もらうからな


トラッパー:姉御!?


鍵屋:姉御ならスカベンジズが手を焼きまくるトラッパーも簡単に捕まえられそう…


サイン:そんなことより聞いてくれよ。俺ソロウォーカー卒業したぜ


トラッパー:俺にとっては死活問題なんだが…ってかソロ卒業ってどういうことだ?内気なお前が知らんやつに声かけれるわけないだろうし生物兵器のお友達でもできたか


鍵屋:ありそうですね


姉御:アニマシェルターの方に行けば生物兵器を手懐けたやつがチラホラいるけどな


サイン:…そうだよ!生物兵器だよ!ダイナロイドだよ!ダイナロイドが仲間になりました〜


トラッパー:は?


鍵屋:は?


姉御:ほうほう、それは凄いな。経緯を詳しく知りたいところだ


トラッパー:あのおっかないダイナロイドが仲間になるだと?俺の罠を全部避けながら追いかけられたのトラウマなんだが…ニンジャマスター御用達煙玉が無かったら死んでた


サイン:うちの玄関の罠も見抜いてたなそういえば


鍵屋:写真!写真を見せてほしいです!


サイン:ほれ(情報チャンネル22リンク)


トラッパー:ホントにダイナロイドだな…


鍵屋:女性タイプですか羨ましい、胸は…ないんですね


姉御:お前は卵生の生き物に何を期待してるんだ…ふむふむ、見たところコイツは産まれて間もないな。一日も経ってないだろ


トラッパー:一日も経ってないのかこれで…人間なら15歳くらいに見えるけど


鍵屋:凄い大人しそうですね!


サイン:ただ大人しそうに見えるけど、敵には容赦なかったぞ。俺の戦利品を奪おうとしたスカベンジズを瞬殺しやがった。強化散弾銃で…


鍵屋:…前線武器でスカベンジズを処理。オーバーキルにも程がありますね


サイン:1人は足だけ残してこの世から消えた


姉御:まあなんだ、アニマシェルターにバレたら一生追いかけ回されそうだな。ついにトラッパーの仲間入りかこいつも


トラッパー:ようこそ!


サイン:ま、まだ俺は賞金かかってないし…今日のスカベンジズは俺殺してないし…


姉御:お前は図体がいい割に心が弱すぎるところが良くないんだよ。もっと堂々としてればスカベンジズも近寄ってこないだろうに


鍵屋:そう見えないように普段の言葉遣いだけは大きくしてるんでしょうけど、たまに小物感が漂ってますよね


サイン:…ぐぅの音も出ません


トラッパー:そんなんでよくダイナロイドがついてきたわ


サイン:俺もそう思う、ってかいつの間にか透明のままついてきてたんだよ。絡んできたスカベンジズやったときも透明のまま真横で銃ぶっぱしたからな、正直漏らしました。


トラッパー:なにそれ怖い、俺もチビる自信あるな…


鍵屋:僕も…


姉御:とりあえず今日のサインの探索ログを私に見せてくれないか?もしかしたらどうしてそのダイナロイドがついてきたのかわかるかもしれん。渡せるか?


サイン:はい、今送ります


姉御:受け取った、じゃあ私は調べてくるから落ちるわ、またな


【リーダー姉御が通話を切断しました】


トラッパー:…俺のは毎回強制提出なのにな


鍵屋:あなたのはログがないと仲間内で不要な死人が出るからでしょうに…それに僕のとこに依頼で結構来るんですよあなたの罠の解除…


サイン:依頼者もここで鍵屋とトラッパーが繋がってるとは思ってないんだろうな…


鍵屋:ソロウォーカーを姉御が厳選して集めた秘匿されたグループですからね〜ここ










【姉御視点】


(ランド平原に1つだけダイナロイドの卵があるってのはおかしな話だけどな…)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る