幻想と妖艶が混ざる独自世界、先が読めない期待作

透ける身体で目覚める女主人の描写から、眷属が装飾品として身にまとう儀式的な仕草まで、独創的で妖艶な世界観にまず圧倒されました。
夢見館へ向かうまでの一連の動作すら“物語”として成立していて、ただのファンタジーではない独自の美意識が光っています。

まだ大きな物語は動き出していないものの、主人公の正体や眷属たちとの関係、娼館を巡る“気配”など、深い設定がありそうで続きに期待したい作品です。