Boundless Legends: ECLIPSE 設定集
佐藤乃御飯
設定集:世界と国々
※本作品は楽曲を聴きながら読む作品となっています。文章の合間に表示されたURLから楽曲を再生しお楽しみください
設定集は随時更新で、体裁を整えてません。ご了承ください。
本編では語られない重要事実などのネタバレ要素は含んでいませんので、ご安心ください。
物語と世界をより楽しむための一助になれば幸いです。
♪▶︎ https://suno.com/s/RwkaiwMFJNwyrZbC
この世界では、数多の神々が存在し、各地で信仰が入り混じっている。
信仰の衝突は絶えず、政治・戦争・魔法体系までもが宗教と不可分の関係にある。
その中でも主人公の一族は、すでに“忘れられた神”
古の月光神 を信奉する土着の聖剣士の血筋。
話としては、広大な星の、一つの大陸の、とある地方(福島県くらいのサイズ)の神(光と闇)同士の使徒達の物語。って感じのスケール。
彼らの聖なる剣は「神聖なもの」でありながら、
教会(大陸にある光の王都アルメリアにおける太陽神信仰)からは異端扱い。
主人公は“聖騎士”のように見えるが、実際は「神に仕える血脈の剣士」で信仰の系譜そのもの。月光神の「器(うつわ)」とされる血筋。
この血筋の者が、神が顕現する際の肉体の役割を果たすが、実際に顕現した記録は古の伝説が口伝で残るのみ。
土地について
今回の舞台になるのは大陸の一地方。
大きな国が3つと小さい国2つが存在する。
この5つの国で大陸自体の円環をテーマにしていく。円環とは生〜死、朝〜夜、光と闇、祈りと怒り、万物の持つそれぞれのサイクル。世界を形作るもの。
東 光の王都:アルメリア王国(大国)
西 城塞都市:エクリシア公国(大国)
南 商業の中心:ヴァルディア自由都市連合(大国)
北 古代都市:ノルデン王国(小国)
南東 炎の国:テルマドール共和国(小国)
※おおよその中心に、主人公の集落(忘れ去られた古代の神の遺跡)がある。
※「忘れ去られた」について:北のノルデンは雪に囲まれており、ほとんど人が訪れない。東と西の行き来は南の自由貿易都市のヴァルディアを経由するため、大陸の中心を旅するものは少ない。
※主人公の集落から少し西に行くとレアの出身である焼かれた村、その南に血の神の神殿という位置関係。
光の王都:アルメリア王国
♪▶︎ https://suno.com/s/fY0Xv3omiw80WDkc
象徴:太陽、創造、黎明
祭:年に一度(春分の日)太陽祭という祭りがある。
どんな国か:大陸東方。丘陵と平野が多く、東海(海の名前はさすがに決めるのめんどい)に面する。美しい白い壁の街並みで低い鐘の音が聞こえる。
温暖な気候と恵まれた地形により食料系の特産品は多い。大理石の聖堂、金の装飾、黄金の麦畑、空へ伸びる尖塔。都市全体が天へ祈るような姿をしており、夕陽を受けて輝く。
表向きは「正義と光の国」だが、その光の強さ故、傲慢・偽善・排他的思想が潜む。
政教一致国家であり、王家は古くから“神の代弁者”とされ、政治、軍事、宗教全ての最高権力者でもある。
軍隊は祝福の力を使うテンプルナイツ。
祝福の光は夜に近づくにつれて光は弱まり、夜には通常の兵力となる(「夜を恐れる者達」という蔑称があり、敵の兵などはこの言葉で挑発する)。
※この物語では主人公を異端としながらも、闇の勢力が強まりバランスが大きく崩れたため、戦いの際に協力することとなり、善として描かれる。
西の城塞都市:エクリシア公国
♪▶︎ https://suno.com/s/Z63WtKt1sljg1LnR
象徴:夜、静止、黄昏
祭:10年に一度、(日食の日)蝕の祭がある。※物語では100年に一度の皆既日食の日が重なり、街全体は異様な熱気に包まれていた。
どんな国か:大陸西部、断崖絶壁を背にした城塞都市。南には山脈、北には深い霧の森。
公国と名乗るが、実際は宗教評議会が実権を握り、王は政治的なお飾り。教団の傀儡と成り果てている。ワインと魔法的な加工を施したアクセサリー類が特産。黒曜石と灰色の石灰岩で作られた建造物が多く、重厚な街並みである。
軍隊は国軍の黒鉄騎士団があるが、教団員から構成される黒環騎士団が下部組織として機能している。
国民は夜を神聖視しているため、日中は働かず黄昏の時間から活動を開始するという独特な文化を持つ。
夜の教団: Circle of Noct(サークル オブ ノクト)
♪▶︎ https://suno.com/s/fWNVpfa7WvfERbxE
エクリシア公国に本拠地を置く、夜の女神を讃える宗教団体。闇を讃えるのでなく、光の無い世界に安息を求めるという信仰。
夜を司る神を信仰し、光の神と合わせて存在する事で世界の循環(朝〜夜、生〜死、光〜闇、祈り〜怒り)を担うとしている教団。
非常に多くの信徒がおり、政治や軍事の中枢まで掌握しつつある。
黒環騎士団はこの教団使徒が国のために集め、鍛えた集団で、規模的には黒鉄騎士団を上回る勢力を誇る。夜に還ることを目的とするため死をいとわない部隊として、戦場では敵から恐れられている。
狂信組織:昏環の徒(こんかんのと)
♪▶︎ https://suno.com/s/gu7iI73f4Rqjqj7L
教団内でも狂信的なメンバーで構成されている組織
「光の届かない永劫の輪(環)」をイメージ。
重なった円の紋章を用いる。
「光の神々の争いは終わらない。ならば我らは母なる“夜”に帰ろう。永遠の黄昏の中にこそ、真の安らぎがある。夜の神こそがこの世界に輪廻を与えたもう。」
みたいなノリ。
表向きは教団サークル オブ ノクトとして、夜を司る神を信仰し、光の神と合わせて存在する事で世界の循環(朝〜夜、生〜死、光〜闇)を担うとしているが、実際は生も死も存在しない、全てが静止した、光のない夜の循環を求めている。
正体は夜の神ではなく、闇の神を信仰する団体。
理想である光のない世界を実現するため、闇の神を現世に顕現させようと、生贄の儀式のため暗躍している。エクリシアの夜の神信仰は「夜に還る(死)」を意味するため、生贄を用意することも比較的簡単と踏んで、サークル オブ ノクトの時代に昏環の徒の拠点もエクリシアに構えた。
聖剣士の妹は、闇の神が顕現する肉体にするため、誘拐され陵辱(聖なる信仰を穢す行為)された上に殺害され、儀式に使用された。
西の城塞都市エクリシアの地下に大規模な拠点があり、軍、貴族、商会に至るまで、既に国の中核にはこの組織のメンバーが入り込んでいる。
商業の中心:ヴァルディア自由都市連合
※今回の物語では出てこないのでテーマ曲なし
象徴:自由、知識、羅針盤
祭:春夏秋冬季節に合わせて色々な催しがある。
どんな国か: 南方沿岸地帯。大陸のほぼ中央南に広がる内海「(名前未定)湾」を囲む港湾都市群で、
商業都市、鉄鋼都市、船渠都市、学術都市、芸術都市、交易中継都市の6つの都市国家が、条約で連携する連合評議会を構成、各都市の代表者の話し合いで政治を行う。王はおらず、大陸で唯一、信仰と政治を切り離している国。
国章は、六芒星の中心に羅針盤のデザイン。
「いかなる神にも縛られず、総意で国の航路を決める」という理念を掲げる。
海上航路もあるため、あらゆるモノ(人間、商品、知識、情報)が集まる。共通貨幣の鋳造も連合の特権であるため、大陸でも最も富が集中している。
各都市の自治が強く、同盟というよりは利害の共有体に近い。
完全中立であり常備軍も持たないが、国内には多数の傭兵団や海兵団が存在しており、金次第でどのような働きもする(もちろん敵につくこともある)。
各都市に教会は用意されているが、社交場としての意味合いが強い。
また、自由が行き過ぎて、陰謀や腐敗とも隣り合わせであり、中立と謳いながらも各国との裏取引の噂も絶えない。
古代都市:ノルデン王国
♪▶︎ https://suno.com/s/WGp4ApXdjhH5O3Dm
象徴:記憶、守護、封印
祭:冬至の夜は棺に氷灯と呼ばれる火を灯して、死者に祈る。
どんな国か:一年の大半を雪に覆われた国。北の山脈が天然の防壁となっており、狼や熊など獰猛な生物も多いため、ノルデン王国だけでなく以南の国にとっても、大陸北からの脅威に対する防衛を自然と担う形となっている。
氷と記憶の神を信仰する国家であり、城の地下には大氷層と呼ばれる氷の大空洞が広がっており、古代の記録や遺体、神器などが氷によって保管されている。また、大陸の過去の記録も氷に削って大量に残されており、これを研究、写本するために老魔導士がここに長年とどまっているが、彼が生きているうちにその全てを書き写すことは難しいだろう。
※物語では、主人公達の運命を翻弄する神の争い、大陸の円環について、ここで老魔導士から聞くこととなる。
軍事力としては白狼騎士団を有する。
極寒の環境の中で鍛えられた肉体と精神を併せ持つ、屈強で大柄な男達からなる。大陸中最強の軍隊とも。
炎の国:テルマドール共和国
※今回の物語では登場しないためテーマ曲なし。
象徴:輪廻、生命、創造
祭:祭りは特に無く、新年のみ謹んで祝う。
どんな国か: 南東部の火山地帯。大地の裂け目と溶岩流が続く高温の土地。鉱石や鉄をはじめとする金属、それを利用した武具や兵器、魔鉱石や工業炉なども輸出している、あらゆるものの製造国である。
名目上は共和国だが工匠議会という職人による技術貴族制で、議員は名匠以上の肩書を持つ熟練の職人で構成されている。
王は存在せず、議会の中で最も優れた職人が大匠と呼ばれ、議長を務める。
国民は全員何らかの職人であり、産まれてすぐに熱に耐えることからはじめ、10歳になるといずれかの工房に弟子入りする。そのためなのか、技術だけでなく精神も鍛え続ける修行僧のような人物が多い。
幼い頃から筋肉が発達するせいか、身長は伸びず、小柄でガッチリした体型が多い。
炎の神を信仰しており、炎は破壊ではなく、形を与える輪廻や転生を司る力として捉えられている。
それぞれの鍛治場が神殿の役割をはたしており、火花は祈りだという。
軍は有志から結成される竜炎兵団というものがある。職業軍人ではなく、職人が有事の際に戦闘を行うもので、統率力などは疎かだが、兵器開発が盛んな国であるため他国では見られない恐ろしい兵器を駆使し、高い制圧力で圧倒する。機工兵に近い。
月光神
♪▶︎ https://suno.com/s/oV50Ovf5757eihVm
大陸において最も古い時代の血と再生を司る原初の神。
主人公兄妹の一族は、古の時代からこの神を信仰しており、光の聖剣士である。
大陸で一般的に聖光といえば太陽光であり、アルメリアで広く信仰されている。
月光神は忘れ去られた神ではあるが、その神殿(主人公の里にある)は大陸の中心に位置しており、大陸の円環の中心であったことを物語っている。
今回の物語では光のアルメリア、闇のエクリシアにおける、円環のバランスが崩れた事件を描くが"闇夜に浮かび、太陽の光で輝く"月光は、光と闇どちらにも優位という特性を持つ原初の神ならではの力である。
血の神
♪▶︎ https://suno.com/s/hao6eSGWbyVX7XOc
大陸において最も古い時代の血と再生を司る原初の神。
原初の時代「血こそが生命の記憶」とし、人間と神との契約は全て血で行われており、個体ではなくその血族との契約であった。
(主人公兄妹の一族が信仰する古の月光神もこれにあたる)
※楽曲はAI制作ですが、作詞とプロンプト構成によって楽曲を制作をしており、AI開発元でも曲の著作権は製作者にありますのでご注意ください。
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