アッシュの独白
律さんが和歌の意味までは分からなかったようで安心した。
「あなたの輝きを知らなければ、あなたが迷探偵扱いされていることも気にせず、罪も犯さなかったのに」だなんて深夜テンションにも程があって、直接伝わったら恥ずかしすぎる。
律さんは眩しい。
中学でクラスで浮いていた僕は、青春というものをすっかり諦めていた。でも、入学式のあの日、彼に出会ってしまった。それから彼に振り回される、煌びやかな日が僕にも訪れた。そんな彼の凄さをみんなに知らしめたかった。それで律さんをあんなに苦しめるなんて。ただ一番近くで見たかったんだ。
律さんは優しい。
そんな僕をまだ相棒として側に置いていてくれる。
これはきっと贖罪だ。純粋でまっすぐな彼の光に僕という汚物が焼かれて灰になる贖罪。あるいは、彼の純潔さを汚してしまったことを永遠に見せ続けられる贖罪。
ごめんね律さん。それでもあなたの相棒でいたいんだ。だから、あなたがしたいことを一緒に歩むよ。あなたが末長く穏やかにいられるように。
真実はビターショコラ色 @kuri-muburyure
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます