アッシュの独白

律さんが和歌の意味までは分からなかったようで安心した。

「あなたの輝きを知らなければ、あなたが迷探偵扱いされていることも気にせず、罪も犯さなかったのに」だなんて深夜テンションにも程があって、直接伝わったら恥ずかしすぎる。

律さんは眩しい。

中学でクラスで浮いていた僕は、青春というものをすっかり諦めていた。でも、入学式のあの日、彼に出会ってしまった。それから彼に振り回される、煌びやかな日が僕にも訪れた。そんな彼の凄さをみんなに知らしめたかった。それで律さんをあんなに苦しめるなんて。ただ一番近くで見たかったんだ。

律さんは優しい。

そんな僕をまだ相棒として側に置いていてくれる。


これはきっと贖罪だ。純粋でまっすぐな彼の光に僕という汚物が焼かれて灰になる贖罪。あるいは、彼の純潔さを汚してしまったことを永遠に見せ続けられる贖罪。

ごめんね律さん。それでもあなたの相棒でいたいんだ。だから、あなたがしたいことを一緒に歩むよ。あなたが末長く穏やかにいられるように。

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