留年生。ソシャゲ辞めます
ちょき
第1話 22歳2日目 気づいたらゲームで終わっていた
誕生日の夜、家族と一緒にケーキを食べて幸せだった。ケーキを食べてそのまま眠りについておけば、今日もいい一日になったはずだ。ケーキを食べ終え、午前2時くらいまでずっとソシャゲをした。朝起きてからもソシャゲをして、今日行くつもりだった学祭も行かなかった。一日中ソシャゲをした。もはや楽しさすら感じなくなるくらいにのめりこんだ。目標達成をするため、ただそのためだけに必死になっていた。勝って負けてを繰り返してポイントは増えるどころか減ってしまった。
「何時間もやって結局意味ないってなんなん、もうつらい。時間返してよ」
22歳になって初泣きがこれになるなんて、本当に最悪だ。
湯船につかりながら考える。あれ?人生やばくね。留年、借金持ち、趣味なし。これまでに努力してきたことが思い浮かばない。22歳にして、空っぽの人間が出来上がっていた。どうしたらいいのか分からない、このままではだめなことはわかる。
とりあえず1歩でも前に進むためにソシャゲとかSNSを控えることにしよう。正直、人生詰んでねと言われても納得してしまう、そのくらい自分はダメ人間だ。
そんな自分が変わっていけたらいいな、ということで今日から始める。
1週間ごとに進捗とエピソードトークについて書いていこうと思う。物語を書けるほど想像力がない。文章を書くのだって下手だ。だから自分自身を主人公にすることで、少しでも内容があるものにしていきたい。
作者スペック
男 168㎝47キロ 22歳
大学4年、単位が足りなくて来年も学生をすることになる 留年生
借金5万円 食費とか贅沢をするためにしてしまった。
留年する事実を家族以外の人には隠している。
建前として資格勉強を頑張ると言っていたが、全然できていない。
趣味はないが、旅をするとかご飯を食べるとか外の空気に触れるのは好き。
どうしてこんなことになったのか。
これまで続けられたことがソシャゲ以外ない、誰かを大事にすることがなく親しい関係の人もほぼほぼいなくなった。現実がつらくて現実逃避していた。一度前を向いて頑張ろうと思っても、もはやどこから手を付けたらいいのかわからなくなった。ソシャゲを始めたきっかけは、ほんとにちょっとした暇つぶしだった。いつの間にか辞め時を失い、つらい現実と向き合わなくなった。大学1年生の時はアルバイトに明け暮れ、大学を休んだ。2年生以降は勉強についていけないと感じて、あまり意欲的に取り組めず、3年生の秋ごろに精神的にすべてがつらくなり、学校に行かなくなる。4年生頑張らなきゃいけなかったのに頑張れなくて、今に至る。
性格 ノリで生きている。楽観的でマイペース。気持ちを切り替えるのは得意。人見知りと口下手。白黒思考持ち
いい特徴 大食い、行動力が意外とある 責任感はある 物事を丁寧にやる
ダメな特徴 引き伸ばし癖 後回し
ネガティブ
人間関係を築くのがめんどくさいと思っている
無知
無気力になることがある
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