放課後もんだい児

@sao-2517

第1話

私は、3年生で学級崩壊を体験した。

授業中にタブレットで音楽を流しだしたり、先生に中指を立てたり、思いっきり悪口を言ったり。

何より―担任が、1学期で病んだのか―2学期から、来なくなった。代わりに、副校長が担任になった。

公と私、とか。男子たちが喧嘩しているのを見て、「ここが痛い」とか言って、心臓のあたりを触ったりとか。宿題で出された日記の返事が達筆で、解読不可能だったりとか。

なんだかんだいい先生だったけど―私の親友は耐えきれなくて―近くの学校に転校した。「一緒に転校しよう」と言われていたけど、親に反対されて、そのまま残った。


4月―親友のいなくなった教室。一緒に休み時間に話す友達がいない日々。

ずっと1人でいれる人、そのほうが楽な人っているみたいだけど―私には無理だった。常に一緒に入れるような友達がいないとだめだった。

だから、もうすでに出来上がっているところに、入ろうとして―2グループ失敗。

そして入ろうとしたのが―2年生からずっと同じクラスのN瀬と、1年生のとき同じクラスでY野、Y口の仲良しグループ。

もともと関わりがあったこともあって、グループに入れた。

そして―冬頃。

「放課後もんだい児」完成。

つまり、放課後に先生いじりをするってこと。私じゃないよ?N瀬とY野が、Nノ目先生をいじる。

かなり長い時間。

2人はもともと仲良かったから、Y野がいじってるときにN瀬がぽろっと笑える言葉を言ったり。

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