現実的なAI創作の実験

AIの方が読みやすいのかもしれません。
一部の技法はなるほど、と思います。

でも,そこはかとなく「chatGPT」臭がします。

小説は、その作家の独特の文体が小説たらしめていると思いますが、AI小説には筆者独自の文体がない。これって致命的な気がします。
学習で補えるとは言われますが、一筆者の情報と既学習のデータ量を比べると、圧倒的に既学習データのが多いはずなので、現実的ではないと思います。

また、あくまでも言語的模倣に過ぎないので、今回の切迫した肉体描写が薄っぺらい。理解はできるけど、そうよね！にはならない。
そこは絶対的にAIには、難しいところだと思いました。

わたしはいつもの、筆者の書くおかしみとその先にある諦念のようなものを愛しているので、どう考えたって筆者の書いた小説を良しとします。