薄汚れた透明とその全て

Lie街

青春と呪い

 ねぇ、私、貴方に呪いをかけるために、この1年間ずっと貴方の傍にいたの。じゃぁね、私は私の死をもって、この呪いから解き放たれるけど、貴方はこの先ずっと私を忘れることはないでしょう?貴方が忘れない限り、私はずっと貴方の中で生き続けるの、これってとても素敵なこと!そうでしょう?


 持病で死んだ彼女からの最後の手紙には、興奮したように乱れた字でそう書かれていた。

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