僕は弥助だった
大灘めぐる
第1話 はじめに
戦国時代に織田信長に仕えていた黒人、弥助。彼の情報は、国内外の文献にわずかに残されるのみである。
一五七九年、イエズス会の巡察師アレッサンドロ・ヴァリニャーノとともに日本を訪れた弥助は、一五八一年、イエズス会が織田信長に謁見した際、信長に召し抱えられることになった。
その後、一五八二年四月、甲州征伐後、東海道を通って信長とともに安土城へと帰還するところを目撃され、一五八二年六月、本能寺の変の後、宣教師たちのもとに戻された。
弥助の本名は不明、出身国も信頼性の高い情報は見つかっていない。
これは、謎に満ちた黒人、弥助がたどったかもしれない、架空の物語である。
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