本作で描かれるのは、文明が滅亡して人間が一人だけになった終末世界。 最後に残された人間はたった一人でしりとりを続けていた。淡々としりとりが進んでいく中、“とある言葉”が告げられたのを最後に、世界から“言葉”が消滅する。 日本語の奥深さを感じさせる耽美なる情景描写。終焉を迎えた静謐な世界が丁寧な筆致で描かれます。ひとつひとつ紡がれていく重厚な“言葉”に読者は酔いしれることとなるでしょう。