スマホ
@Haruto_Tsukishiro
スマホ
ドン
目の前で大きな音がした。
この音を聞くのは、今日で一八回目。
最初の一回は興味本位で。次からは、明確に意志を持って。しばらくは楽しかった。いや、愉快だっただけだ。
みんながじっと見ている。歩いている人も、自転車に乗っている人も。人によっては、車を運転している。みんな、見ることをやめられない。見たからってどうなるわけでもないのに。
ピーポーピーポー
聞き慣れた音がまた遠くから聞こえてくる。誰かが通報したのだろうか。
次の日もまた同じ音がした。私が一歩だけ踏み出せば十人に一人くらいは釣られて歩きだす。
見るのに夢中だから。
ドン
緑の人はまだいない。そこにはただ、赤い人がいるだけ。
スマホ @Haruto_Tsukishiro
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます