咲く、散る。
- ★ Good!
散る。そして、咲く。
リーンカーネイションという言葉の中には、カーネーションという花が隠れております。
咲く、そして、散る。
そんな生と、死を描いた美しい三連作にございました。
1話目は、尽きることない恨み。それこそストックホルムシンドロームは、本当に起こりうるのか……?という物語。
2話目は難解にございました。しかし、コメント欄を見て、なるほどそういうことかと納得いたしました。
そして3話目、これは……叙述トリックというのか……
最後にゾッとする仕掛けがございます。
まるで氷の花のような文体の美しさ。
ぜひ、ご賞味あれ。
ご一読を。