23日目 アークナイツで老いぼれを見たら「生き残り」と思え



 歳を重ねると丸くなるって言うけれど、逆にエッジにさらに磨きがかかって、ピーキーな性能になってしまった元軍人さん、ヘラグのお話。


 老いを感じさせない鋭い眼光と彫りの深い顔立ち、長い白髪が特徴的の、落ち着いた雰囲気のある老齢の武人さんです。


 ヘラグは味方からの治癒を受けられないかわりに、攻撃時に敵からHPを吸収します。またHPが減少すればするほど自身の攻撃速度が上昇されるオペレーターなので、彼の本領を最大限に発揮するためには低いHPを維持し続けないといけません。そういった性質上、HPに余裕があると火力を出せず、かと言って低過ぎると、回復が間に合わず倒されてしまうというもどかしさを抱えています。

 それゆえに、攻略ではあまり見かけません。


 ヘラグは、できることとできないことが、はっきりしているキャラ。これは武者の抱える宿命であるので、この際気にしません。

 しかし低レアのアカフユ姉貴やウタゲちゃんは、苦手な敵が来たら相手にしないで流す手段があるし、ヘラグと同レアのズオくんは恵まれたスキルで強敵とも渡り合うことができます。

 ほかの武者たちはある程度融通がきくのに対して、ヘラグは初期に実装されたキャラということもあって調整は手探り感があるし、時代に取り残された感も否めません。

 ヘラグを運用していると、攻撃も守りも、あともうひと声〜……と感じる瞬間が多々あります。


 では、そんなときこそ味方との連携! バッファーやデバッファーの出番では? となるでしょう。確かにヘラグとの相性はばつぐんですが、そもそも彼の運用コンセプトが“自己完結”なのに、つねに支援が欲しくなる……というのはいかがなものでしょうか?


 自前のスキルも、それぞれ輝くものはあるけれど、火力不足は否めないし持続時間も物足りない。

 さらに、彼は攻撃時のHP吸収とはべつに素質でリジェネを持っています。“自己完結”というコンセプトに一見合致しているような気がしますが、前述のとおり、彼はHPが低くないと本気を出してくれません。自分で牙を鈍くしてしまうのはアタッカーとして死活問題。

 加えてほかの武者は、スキル発動と同時にあえて自傷して、最初からクライマックスにする手段を持ち合わせていますが、ヘラグは当然ありません……。

 なんというか、全体的にキャラ性能が煮詰まっていない状態で世に出てしまったキャラな気がします。


 ちなみに昇進2レベル90にしたときの彼の防御力は334となります……見覚えのある数字の並びな気が……あっ(察し)。


 さて、ここからは完全な妄想談義です。主観増し増しです。ヘラグをテコ入れするならどうするのか?


 ヘラグは一線を退いた歴戦の猛者です。なので、圧倒的な強者というよりも、豊富な経験と知識で敵と渡り合い、見る者を唸らせるような戦い方をして欲しいのが個人的な見解です。

 いくら生存重視のスタイルとはいえ、やはり火力を出せないのはアタッカーとして一大事。従来のコンセプトもそのままで、自分がヘラグに求めるものは、まず最低保証ダメージを底上げです。


 攻撃力は据え置きでもいいので、防御貫通効果の実装なんてどうでしょう? 不屈の攻撃速度上昇や自己完結というコンセプトとも噛み合ってるし、また設定面でも、太刀を得物とし技量で圧倒する彼のイメージ像ともマッチしていませんか? そしてスキルに応じて防御貫通の比率を上昇させて、一気呵成で敵を捌き切るようにするのです。


 あとはs3を3体マルチロックから、一太刀が攻撃力の1◯◯%の3連撃技に変更するだけでも違うと思います。


 また、ほかの武者が持っているようなスキルの自傷効果はあえてつけず、どうやって低い体力を維持し続け火力を出すか、という課題をプレイヤーにゆだねるのです。


 総評、アクションゲームだったら強いコンセプトだった。プレイヤーの介入に限度があり、数値がすべてを物語る世界では、このコンセプトはちょっと厳しいのが実情だと思います。

 強い武者と言われるズオくんも、結局武者のコンセプトを否定した結果だと思うので……。


 とはいえ、追い込まれてからの巻き返し性能は、武者内ではヘラグがダントツです。このピーキーな性能はけっこう癖になる面白さを秘めています。

 安定した強さのズオくんも良いですが、時にはヘラグのような刺激的な戦い方を間近で見るのも一興ですよ。

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