第6話 人物紹介 田島 裕翔

田島 裕翔(たじま ゆうと)

32歳。金融系の社内SEとして、正確に淡々と仕事をこなすことを信条としている。


出身は東京都国分寺で、ごく一般的なサラリーマン家庭で育まれた。

学生時代は、物理と数学に没頭していた。

彼の父親の実家が、地元で複数の土地を所有するなど、地盤がまあまあ太いことが、田島の心に余裕と、どこか自由奔放な気質を与えている。


また、生活の基盤に対する切迫感がないため、「非効率な生き方」を心から肯定できるのだ。


大学は情報工学系に進み、プログラミングとネットワークの知識を身につけた。


趣味は音楽とビリヤード

音楽を左脳で聞き、コード理論とかを考察するのが得意。

物事を分析するのが好きで、人や出来事を客観的に見つめる癖がある。


休みの日は、ビリヤード場に足繫く通い、練習をしている。

店に行くとビリ友がたくさんいて、玉は入らないけど居心地はいいので何時間も滞在してしまう。


好きな女性のタイプは、”自分を好きでいてくれる人”

ありがちだが、結局これに尽きる。

可愛い系よりキレイ系なほうが好きで、やせ型の小柄な子が好き。

でも、あまりにもキレイな人には緊張してしまうため、あまり縁がなかった。

社会人になってから意外とモテたので、恋愛経験はまあまあ豊富なほう。


ビリヤードにのめりこみすぎて、彼女との時間を大切にしないことが多々あり、毎回”気を付けよう”と思っては、いる。


性格は穏やかだが、どこか抜けがあって、完璧ではない。

几帳面な面もあるが、人間味を忘れない——そんなバランスを保っている。


仕事中は淡々と進めるが、ルーチンの中での些細な変化には敏感だ。

ちょっとした違和感や予想外の出来事を見逃さず、必要以上に動揺しないのが強みでもある。


机の上はいつも資料が乱雑に積み上がってるし、面倒くさがり屋で、なるべく定時で帰ることを信条としてる。


でも、その「面倒くさい」っていう口癖の裏には、本当に大切なこと以外にエネルギーを使いたくないっていう、合理性が隠れてる。


人の心とか人間関係の「非効率さ」こそ、システムじゃ測れない、温かい価値だって、信じている。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る