【悲報】異世界人、法律社会の前では無力
- ★★★ Excellent!!!
いきなり空き家をブン盗ろうとする無法を見せつける主人公。
それに対する弁明が「誰も使ってないから有効活用しようとしただけ」と、ここだけ聞けばなかなか太い野郎……なのですが。
どうやら彼のいた世界には「法律」という概念が存在しなかったようです。
蛮族の支配する修羅の国かな?
その後もなんとか身元引受人となった行政書士の元にてお世話になるのですが、いきなり掃除という名目で色々やらかしてお叱りを受ける羽目に……。
法律も常識も知らない彼に、更に「戸籍がない」という最悪の現実まで突き付けられます。
アカン、詰んだ……。
そんな色々と終わってる異世界人ですが、根は「人を助けたい」という善意で行動するナイスガイであるため、なんとか彼を平和な法治国家である日本でも生きていけるよう、行政書士さんが奮闘します。
色々振り回されっぱなしで、結構な頻度で法的なお説教が挟まりますが、それでも一歩一歩前に進んでいこうとする姿勢はなかなか涙ぐましいものを感じられます。
果たして、この異世界人は無事に法治国家日本で生きていけるのか。
笑いながら法的な知識を学ぶことができるドタバタリーガルコメディ、是非ともお楽しみください。