外資系金融マンで歴史オタクの桃井直常は、六本木の謎のバーで初老の男と出会い、戦国時代へ転生する。ただし条件付きだ――
「歴史を変えれば即消滅」
チートもスキルもなく、ただ歴史の証人として存在するのみ。
転生先で目撃するのは、通説とは異なる三英傑の素顔。信長の弟・信行暗殺の真相、桶狭間での信長の驚愕の行動、家康が棺桶に隠れた屈辱の逃走劇――
主人公は何度も歴史介入の衝動に駆られながら、必死に傍観者を貫く。
推理小説の要素を織り交ぜた独特の構成が魅力。膨大な登場人物紹介から既に伏線が張られ、本能寺の変への道筋が丁寧に描かれる。歴史好き必読の転生ストーリー。