ハゲとは人類の最先端に位置する者達だ
机カブトムシ
ハゲほど先進的なスタイルはない
これはハゲによるプロパガンダではない。
人類は、毛むくじゃらのサルから文明を得るにつれ体毛を減らしてきた。
つまり、毛の少ないハゲこそが人類の最先端なのだ。
人体の体毛はほとんどが機能していない。服以上の効果を持っていないからだ。
髪もまた、帽子以上の効果はない。
人の脳は冷却する必要がある。あくびはそのための機能だ。
冷却のためには、髪という熱のこもる期間が頭についているのは邪魔である。
その邪魔を捨て去ったハゲこそが人類の最先端を走っているのだ。
髪の毛は人間が帽子を発明して以降、孔雀の羽のような飾りである。
さらに社会において、飾りを付けたから事態が好転することはあまりない。
髪がなくても就職も恋愛もできるだろう。
つまりハゲが淘汰されることはない。
するとやがて全ての人間はハゲになる。
多様性社会の次はハゲ社会がやってくるだろう。
ハゲは、私たちの住む社会の先にくらしている。
ハゲは最も先進的なスタイルなのだ。
ハゲとは人類の最先端に位置する者達だ 机カブトムシ @deskbeetle
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