私に届いた1通の封筒
真夜中珈琲
私に届いた1通の封筒
一
こんにちは。
私はフリーライターをしている国坂と申します。
今回は訳あって私の個人ブログで記録を残したいと思います。
先日、私の元にとある封筒が届きました。
差出人の名前は無く、宛名も私の名前だけが書かれただけ。
中を開いてみると、そこには2枚の写真と1枚の走り書きのような字で書かれた手紙が入っておりました。
ではまず2枚の写真を紹介します。
1枚目は、4階建てのビルを車道越しに撮った写真でした。
外壁は少し古びて所々ヒビが入っており、かなり年季のある建物だとうかがえます。
外側から見るに、1階部分にはファミリーレストランのような店舗が入っており、2階はテナント募集の張り紙が貼られてある空き部屋、3階にはスナックかクラブと思われるネオン看板。そして4階は窓全体に板が貼り付けられておりこちらも空き部屋かと思われます。
どこにでもある雑居ビルのようです。
そして二枚目は、どこかの民家を正面から撮った写真です。
こちらも昭和に建てられていそうな二階の一戸建て家屋で、どことなく不気味な趣を感じます
しかし、全ての窓ガラスの内側に新聞紙やチラシが貼られており、中は伺えませんでした。
しかしこの2枚の写真、どこかまともでは無い雰囲気を感じるのは私だけでしょうか?
そして最後の手紙にはこう書かれていました。
「七を求めています」
どういう意味なのでしょうか。
差出人も、写真の意図も、この手紙も全て意図が不明です。
誰かの悪戯でしょうか?それにしては安直ではないと言いますか…なにか隠された意味が込められていると私は思うんです。
きっと私に送ってきたのも偶然ではないはず…ですから私はこの奇妙な2枚の写真と手紙の意味を、そして差出人を必ず見つけ出したいと思います。
では、いってきます
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