「支え合うふたり 」〜君が僕にくれた物〜

朝、ベッドから起き上がるのも辛かった。
心も体も重く、孤独に押しつぶされそうだった。

浮気され、失った自信はもう戻らないと思っていた。

あの頃の自分が、今の自分を見たら、きっと信じられないだろう。

すべては、勇気を出してジムに向かったことから始まった。

そこで出会った彼女は、ただのトレーナーじゃなかった。
次第に、僕にとって特別な存在になっていった。

彼女の励ましは、一つ一つが心の暗闇に光を差し込むようだった。

気づけば、ボディビルコンテストに挑戦する自分がいた。

「無理だ」と思う自分にも、彼女はそっと手を差し伸べてくれた。

挑戦を重ねるうちに、仕事や人間関係も少しずつ変わり、失った自信も取り戻せた。

でも、何より大きかったのは、彼女との関係だった。

最初は学ぶ関係だったけれど、やがてお互いを支え合う存在になり、人生を共に歩む恋人同士となった。

もしあの時、一歩踏み出していなかったら、今もあの辛さの中に閉じ込められていたかもしれない。

でも、勇気を出して踏み出した一歩が、未来を変えた。

どんなに先が見えなくても、一歩踏み出せば、人生は思いもよらない形で変わる。
そして、誰かと支え合うことで、さらに強くなれる。

過去との別れを告げ。

新しい一歩を、君と一緒に踏み出した。

今ははっきりと言える。

君となら、これからどんなことがあっても、歩んでいける。

あの日から始まった二人三脚で始まり。

僕と君は恋という形に変えてその先の人生を共に歩んで行く。