人助けしまくってた俺、いつの間にかヤンデレ量産してた

赤尾

一章

第1話 はじまる普通?の高校生活




俺こと柏村春には夢があった。それは人を助けるヒーローになること。今思うと無謀というか何故夢見たのかわからないがあの時はそれでいっぱいだった。


子供の頃に絶対とは言わないがまあまあ通る道だと信じてるが、あの時の俺はやばかった。とりあえず行動力が半端なく、逆に無差別に人を助けまくるモンスターになっていた。


「ありがとう、、、」


「感謝はいらない!俺はヒーローだからな!」


……なんか思い出したらもっと恥ずくなってきた過去に戻れるなら助走つけて殴りたい…と思ったけど痛いの結局俺だし、あの子元気かな、、、


そんな俺も今じゃ恋を求める平凡な高校男子な訳だが、高校生活自体は結構充実している。友達も話せるくらいにはいるし、恋愛はさっぱりだけど


「おー、今日も冴えない顔してんな春」


「ほっとけ、わりとコンプレックスなんだぞ」


開口一番に俺をディスってきたのは同じクラスの高校1年高山学人(こうやま まなと)で地味にかっこいいのが腹立つ


「えぇ、ごめん!そんなつもりは!」


本当に申し訳なさそうに謝ってくる、いい奴が滲み出ているな。


「別に、冗談だって」


「なんだ冗談かよ!」


こういうふざけ合いができるくらいには仲がいいが、こいつは割と人気者なのでずっと話している訳ではない。


「おはよう、柏村くん、高山くん」


「おはよう、那佐さん」


「おはようございます!」


「あはは、高山くん元気いっぱいだね」


この笑顔が映える人が、またまた同じクラスの

那佐美波(なさ みなみ)で明るくひまわりのように咲く笑顔は学年関係なく大人気。そんな人が何故俺に挨拶しに来てくれるのかは謎だけど、

控えめに言って付き合いたい。絶対無理だけど


「……やっと同じクラスになれた」


「え?」


「ううん、何でもない!じゃあね」


「今日も輝いてるなぁ、那佐さん」


「あぁ、そうだな」


なんか聞こえた気がする、てか言ってたね!自慢じゃないけど耳は結構良い方だからしっかり聞こえた。てか、え?めちゃ嬉しいんだが?


「どうした?春」


「え?ああなんでも?」


そういやこいつ忘れてた、こいつ…イケメンだったわ。もしかして、あれ学人に言ってたのかな?だとしたら……恥っず、人の好意の矢印を勝手に自分の方へ捻じ曲げてたらしい


「でもちょっと腹立つし、学人学食奢りな?」


「……え?なんかした?おれ」



最近はなんか刺激がないなぁ、高校に入って二ヶ月経ったが、なんとも出会いがない。うちの学校何気に皆んなレベル高いんだよな


良いことじゃないかって思うかもだけど、そんな人たちに相手される訳ないじゃん俺が、贅沢なのはわかってるけど自分と同じくらいの子と付き合いたいという願望もある。


でも、そういう子に限ってすでに彼氏がいたりする。だけど俺は諦めない自分のことを理解し、正しく評価できるからこその境地。……これは誇れるのことなのか?


そんなことを考えてたら何やら不穏な声が聞こえてきた。


「ちょっとぐらいいだろ?」


「やめてください警察呼びますよ」


ガラの悪い人に絡まれる美少女。いかにも過ぎて撮影でもしてんのかとか思ってしまった。


「大丈夫だって、ほんと、少しだけだって」


「興味ないです。それに相手はもう決めてるので」


「ふ〜ん、でも俺の方が良いかもよ?」


「しつこい、誰からも相手にされないからこう言うことしてるんですか?」


おっと急に辛辣な一撃、チンピラには効果抜群だ

とか言ってる場合じゃないか?


「チッ、下手に出てりゃあ、良い気になりやがって無理やりでもやってやる」


チンピラみたいな奴が手を出しそうになり、急いで駆け寄った


「危ない!」


その瞬間彼女の足がチンピラの股間を蹴り上げた


ドサ


「へ?」


あまりにも唐突で衝撃的な光景を目にし、変な声が出た。


「汚らしい手で触れないで」


チンピラ、いやチンピラさんが倒れた。まだ意識はあるがあんな威力で食らったんだ意識を保っていることに男、いや漢として尊敬を払いたい。


とチンピラさんを心配してたら彼女がこっちを向いた。


「なに?あなたもコレの知り合い?」


「ち、違います!おれは助けようと、、、」


「そう、ならどっか行っ──」


その瞬間、彼女が何かに気づいた様子でこちらに寄ってきた。


さっきの光景が目について離れない俺は本能的に股間を押さえ、防御体制に入った。


「見たの謝ります!や、やめ──」


「も、もしかして、春くん…ですか?」


「へ?」


本日二度目の変な声が出た


「あ、あの?」


「は、はひ!僕は春です!」


さっきまで息子の命が掛かっていた俺の精一杯の返事だった


「──っ!やっぱり!」


どっかで会ったっけ?この美少女、見たことはあるような、いやでも、知らないはずだ。こんな黒髪ロングで清楚の極みみたいな子、会ったら好きになっちゃうだろこれ


「あの時から顔も優しいとこも変わってないね!……あと匂いも」


「あはは、、顔は確かに変わってないかも、優しいとこ?はどうですかねぇ」


顔はともかく優しいとこ見せたかな?助けようとして息子に危機感じたくらいなんだけど、後なんか最後変なのあったし、、、匂うの?おれ


「春くんはずっと優しいよ!今も私のこと助けようとしてくれたでしょ?」


「うん、まぁそうだね」


「てか、ごめん、俺の記憶だと君みたいな可愛い子会ったことないかも?」


「えー!あんな衝撃的な出会いを忘れたの?」


「ヒントとかってない?」


「しょうがないなぁ、ヒントは春くんが空手教えてた女の子」


……考えたいのにこの子の視線が鋭すぎてまとまらない。当てないとやばい、俺の息子の危機セカンドシーズンきちゃった。とりあえずヒントを

元に考えよう


空手、女の子?そういえば、ヒーローを目指していた頃、助けた女の子もヒーローになりたいって言うから自衛のために空手やらせてたな。いや何してんのまじで


でも、思い出せたぞ。そんな子1人しかいない


「碧ちゃん?」


「ぴんぽーん!大正解!」


よかった、本当によかった。間違えてチンピラさんみたいにはならなくてよかった


「ちゃんと覚えててくれたんだ!」


「うん、ちょっと昔すぎて思い出すのに時間かかったよ」


永乃碧(ながの あお)俺のヒーロー憧れ時代の友達で引っ越してしまってから会うことはなくなったが、小学生ながらに美人だなーとは思っていたけどまさかこれほどとは


思い出を辿っていると急に碧が抱きついてきた


「あ、碧ちゃん⁉︎もうちょい、離れて?」


俺の訴えを無視し、胸に顔を埋め、ぐりぐりと押し付けてくる。何これ犬みたいでかわいい──じゃなくて!


道行く人たちがこちらを見てくる。


「碧ちゃん、見られてるから!」


「なんで?せっかく会えたんだよ?ちょっとくらいいいじゃん」


「せ、せめて家とかで──」


「家行っていいの⁉︎ありがとう!」


ミスった、そう思いながらも碧ちゃんに会えたのは嬉しいし、色々話したい……けど


「ミスったよなぁ」


「なんか言った?春くん」


「何でもないです」


こうして俺は碧と感動?の再会を果たした





──────────

重い女の子ってかヤンデレが大好きです!

僕自身初めてこう言うものを書きますが温かい目で見て下さい。

1話目は重さ控えめになっちゃいました。

多分この作品は途中でリメイクとして新しいものになっていくかも?あやふやですいません。

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