第19話 スライムの存在理由
いきなりスライム王の子供が旅の同行者となった。
サシャは嬉しそうだ。
「メイ様、スライムさんのお世話は私がします。」
「あっうん、お願い。」
返事がたどたどしくなる。
リヴァイアサンも意味深にスライム王からの伝言伝えてくるし、スライム王の子供を鑑定してみますか。
名前:なし 1歳
種族:スライム
魔力:50,001/50,001
神力:50,001/50,001
魔法:水魔法、無属性魔法、神聖魔法、転移魔法
称号:巫女の守護者
異能:絶対防御、アンチマジック、状態異常耐性
はっ、異能ってなんだ。
こんなの初めて見るぞ。
称号の巫女の守護者ってなんだ?
そもそも巫女とはなんだ。
気になるので、サシャを鑑定してみる。
名前:サシャ 6歳
種族:豹人族
魔力:5,000/5,000
神力:5,000/5,000
魔法:水魔法、無属性魔法、生活魔法、神聖魔法
称号:巫女
サシャの鑑定をしてなかったことを思い出す。
サシャは巫女なのか。
ということは、スライムはサシャの守護者ということになる。
誰から守るのか分からないけど守護する役割ということだけわかる。
巫女の事を調べてみるかな。
「サシャ、スライムさんに名前を付けてあげよう。」
「名前ですか。」
今まで寝ていたスライムが目を覚ます。
「ぷぷっ。」
サシャは考える。
スライムさんは、スライム王のお子様です。
と言うことは、王子様です。
王子様はプリンスとも言われるそうです。
そうだ。プリンちゃんにしよう。
「プリンちゃんにします。」
「ふふっ、良い名前だね。プリンスのプリンかな。」
「リル様にはお見通しなのです。」
「プリンちゃん、これからよろしくね。」
サシャがプリンに挨拶する。
すると、サシャとプリンの主従契約が成立したようだ。
「プリン、サシャの事を頼むな。」
「ぷぷぷぷぷっ」
プリンが承諾してくれたらしい。
「じゃあ明日サイキョへ行こう。
サシャ、チクホで心残りはないかな?」
「三平に行きたいです。替え玉します。」
「じゃあ、これから行こう。」
三平で食事をした。
今回サシャは餃子を食べずに替え玉をするようだ。
「サシャ、替え玉をする時のコツはね、最初の一杯は麺だけ食べるんだよ。
じゃないと、替え玉した時にスープが無いと味気ないでしょ。」
「リル様、わかりました。勉強になります。」
こうしてサシャは無事替え玉することができた。
なお、リルは今回もラーメン大盛、餃子一人前、焼きめしを完食した。
ちなみに、プリンは何でも食べるようで、ラーメンと餃子を完食した。
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