あやしい事故物件、わけありな住人。
事故物件は、一度は除霊されています。しかしなぜか湧いて出る妖しのものたち。
極めつけは……生首?!
生首ですから、性別を云々するのもあまり意味はないかも知れませんが、どうも外見や言動からはむつかしいお年ごろのおじさんである模様。
なにがむつかしいって?
ほら、家族関係とか仕事上のあれこれとか、自分の肉体の老化とかいろいろあるじゃないっすか……微妙なお年ごろ……
しかし突然の生首出現にも動じることなく、わけあり住人はその生首の「事情」に深入りしていきます。
なぜなら住人もまた……
わけあり住人のわけあり仕事の同僚、生首の過去に関わり敵でもある「薬売り」。
魅力的な登場人物たちが入れ替わり立ち現れて、やがて生首の秘密が解き明かされますが。
そのあとの顛末は読んでのお楽しみとしまして、のんびりも、ほのぼのも、かるくホラーテイストもある、加えて、後日談もいろいろと想像できる不思議な魅力の物語でした。
【レビューコンテスト応募】