最後まで読むと、タイトルの意味がわかる作品。生きることは罪なのか?
- ★★★ Excellent!!!
「未完成」でよかった、素直にそう思える作品です。
舞台は戦時中の戦場真っ只中。
それでも、そこで繰り広げられるのは、人と人の助け合いと、苦労と、生きようとする命の攻防。
友情ですら、命と引き換えなら、色を変える。
私は、戦争には反対だし、戦争ものが嫌いですが、筆者さまの書かれる戦争小説は読める。
というか、好きです。心に沁みるから。
はっきりとした言葉では明示されていないけれど、これを読んだ未成年がどう感じ、どう考え、どう受け取るか――大変興味深いです。