何かを変えたくて髪を赤にした。


赤は私の中で特別な色だ。初めて塗ったネイルの色、中学の頃とても好きだったアイドルの髪色、今好きなアイドルのメンバーカラー、小学校の頃のランドセルの色、七五三の着物の色。大事な時の色は大体赤だし、女の子にとってお守りのような存在であるリップも、私は赤ばかり持っている。


赤髪は私にとって武器であり、盾であり、心の安定を保ってくれるものだ。


よく人に、メンタルが強そうだと言われる。落ち込むことが無さそうだとか、支配される側というよりは支配する側だとか、ただ誤魔化すことが人より上手いだけで、全く強くなんてないのに好き勝手に言われる。


そんな解釈違いの偏見を言われる度に、私はその人のことが嫌になるし、自分の弱さを実感して自分自身のことも嫌になる。


"「ひとりで生きられそう」ってそれってねえ褒めているの?" という曲がある。とても好きな曲だ。全く同じ言葉を、高校生の時のバイト先の店長に言われたことがある。外面だけ見ればそう見えるのかと思いつつも、私のことなんて何も分かってもらえていないことに寂しさを感じたのを覚えている。(バイト先の店長がわかるはずなんてない)


弱いところなんてわかってもらえたところで鬱陶しくなるだけなのに、わかってもらえないと寂しい。身近に感じている人なら尚更それを感じてしまう。見抜いて欲しいのに、それ以上はしてほしくない。面倒だし、わがままのかたまりだ。

けど、それが私なんだから、仕方がないのだ。

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