第3話 抒情の墓場

そこは死体の山となって積まれた墓場

無名戦士たちは名も知られず

国の犠牲になり英霊となる

引きずり下ろすは敵の亡霊

守らねばならない抒情は

敵の叙事詩として刻まれるだろう

そこもまた美の国がある

引き裂かれるのはわれの抒情

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