電気はつくるものとの考えを変え、取って集めるものであるとしているところが面白い。山に雷が降らなくなり、電気を作り出す術を探す冒険が、電気クラゲや電気ウナギなど、我々の世界とも関わるところがあり、楽しく読めます。
家族への愛情、生活の厳しさ、そして成長という普遍的なテーマが織り交ぜられた、魅力的で、引き込まれる少年冒険譚です。最も魅力的だと感じたのは、「電気」を「収穫」して「売る」というユニークな世界設定です。 雷を栄養とするツル性の植物から電気を収穫するという設定が秀逸です。危険と隣り合わせの「電気売り」という職業にリアリティと緊迫感を与えています。とても面白いです。