「これは誰も救われない物語」——
キャッチコピーの通り、ここに救いは一切ありません。希望もありゃしません。あるように見えてもしっかり丁寧に鮮やかに潰されます。
不穏ではありますが、「序章」が一番平和なお話です。
こうして絶望に満ちていることが、レビュータイトルに「一日一話」とつけました理由です。それ以上は、少なくとも私には耐えられないので。
とにかく徹頭徹尾 絶望を植えつけにきます。痛々しい強烈な描写、展開もありますが、紹介文にある作者さまの言葉通り「オブラートに包んで、ふんわりさっくりとソフトに」されていますので、……よほど苦手でなければ大丈夫かなと思います。
尤も、この「オブラート」がびっくりするくらい溶けない むしろ毒みたいなもので、とんでもなく息苦しくなるのですがね。
強烈な作品をお探しの方はぜひこちらを。
この作者さまが明るく愉快なお話まで書かれるのですから、本当に恐ろしいです。
その明るく愉快な作品で作者さまと初めましてをした私はもう……ええ、大変です。