イーハトーブは自分でつくるもの

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第1話 イーハトーブは自分で作るもの 自分でさがすもの

□イーハトーブは自分で作るもの

自分でさがすもの



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(*この話は、私の挫折体験と夢、哲学について書いています。

挫折体験のことが出てきますので苦手な方は閲覧注意です。

備忘録的に書いているところであります。)


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こころのふるさと

理想郷


イーハトーブ



宮沢賢治が言っていたことば。


二十代で出会った言葉。


自分とは関係ないとおもっていたけれど。


そんなもの見つかるはずがないと思っていたけれど。


そんなことなかった。


この歳で気づいたこと。


本当のふるさとも距離が遠くなり、妹弟とも何だか距離ができ、親とも別れ…


友の何人かとは永遠に会えなくなり…



そんな年齢になって、ずっと悩んでいた。


自分の居場所がわからない。

ずっと探していたけれど。


もう、見つからないのではないかと、あきらめ果てて


孤独を受け入れていた。


毎年冬になれば、修道院にでも入りたいくらいに孤独になり、どこかでよいからこの世に居場所がほしかった。



あきらめちゃ、いけなかったんだ


イーハトーブなんてないなんて。


無農薬の畑も借りたよ。

有機農法もやったよ。

仲間も作ったよ。

みんな遠くへ行ったよ。


スポーツチームにも入ったよ。

続けられなくなったよ。

みんな忙しくなって嫁に行って気づいたら誰もいなくなったよ。


カルチャースクールも行ったよ、スポーツジムも行ったよ。


でも、もう行けないよ。

体を壊したから。


お茶の先生のお家も行けないよ。

いろいろあったから。

もう先生も年をとったよ。


また、一から関係を誰かと結ぶ。


こんな私の身体で?

外にもひとりで出れないのに。


なに、夢みたいなこと言ってるの?


と、堂々めぐり。



あきらめちゃ、いけなかったんだ。


イーハトーブをさがすこと。


イーハトーブをつくること。



イマジナリーでもいいんだ。

実際にはなくてもいいんだ。



これが、イメージっていうのを。


色々な人の体験を知って。


結びつけてもいいんだ。




もっと、世間にひらいても



いいんだ。



かってに。











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