私も、作品を実験的に投稿し、 反応を見てから続きを書くか……と、
モードを切り替えることがよくあります。
けれど、終盤から逆算して組み立てる作品と違い、
迷走してしまうことも多々あります。
この作品は、そんな創作の揺らぎに触れながらも、
芸術と科学という視点を通して、「読者に届く構造設計」について考えていく、
丁寧に構築された創作論だと感じました。
「どこから書くか」
「モチーフをどう置くか」
「読者を物語の中に立たせるにはどうするか」
作者なら一度は向き合う問いに、理論を語りながらも、
創作の迷いに寄り添う一作です。