第二章 エルフの国で釣ります
第十五話
そういう
なのでその日も家で食べるために三匹のイワシを釣ると、私は
すると私を呼ぶ、声がした。
「おお! いたいた! リーネさん、探しましたぞ!」
声がした方を振り向いてみると、そこにはお城の
「あ、これはお久しぶりです。こんにちは」
私の挨拶を聞いてイホリさんは、話し出した。
「リーネさん、
え、お城に? するとまさか?! 私は期待して、聞いてみた。
「ひょっとすると国王からの、魚を釣ってくれと言う依頼でしょうか?!」
「はい、その通りです。良かったら今から、城にきていただけないでしょうか?」
やったー、依頼だー! しかも国王からの依頼となると、
「もちろんです! さあ、お城に行きましょう!」
と私とイホリさんは、
「おお、リーネ。久しぶりだな」
「はい。国王もお元気そうで何よりです」
「早速だが、釣ってきてもらいたい魚があるのだ」
やったー! やっぱり、魚を釣ってくれと言う依頼だー! 私は久しぶりの依頼に、少しワクワクしながら国王の依頼の言葉を待った。すると国王は、話し出した。
「実はそなたに、ヒラメを釣ってきてもらいたいのだ」
ヒラメ? 私は食べた
「実はヒラメは、エルフが住むサエワ国にしか
それを聞いて、私は少し
だが私はまだ、行ったことが無い。一度は行ってみたいと思っていたが、まだ行ったことがない。そういう国に初めて行って、魚を釣るというのは少し不安だ。そう考えていると、国王は告げた。
「もしサワエ国で見事にヒラメを釣ってきたら、そなたに三○○万ゴールドを渡そう」
さ、三○○万ゴールド?! それを聞いた私はすぐに、国王に頭を下げた。
「分かりました、国王。この、この国で一番の釣り
それを聞いて国王は、顔をほころばせた。
「おお! 釣ってきてくれるか?!」
「はい、もちろんです。見事に三○○万ゴールド、いやヒラメを釣ってきて見せましょう」
「うむうむ。それでは、期待しているぞ」
「はい」
そうして玉座を離れると、イホリさんは城に外まで
「まあサワエ国なら、問題無いでしょう。このヅキミ国とも、
なるほど。確かに国交が無いと、国に入ることもできないだろう。でも、その国交があるというのなら安心だ。そうしてイホリさんは、私を黒塗りの馬車で家まで送ってくれた。
私は早速、お母さんに話をした。これからサワエ国に行って、魚を釣ってくると。突然の話でお母さんは
「そうかい、そうかい。サワエ国に行くのかい。まあ、サワエ国なら安心ね。そこに住んでいるエルフの、悪いウワサも聞かないし」
そうしてお母さんは、以前私が預けた一〇万ゴールドが入った袋を私に手渡した。
「まあ、この
「うん!」
一〇万ゴールドを手に入れた私は家の外に出て、金属製のバケツと
「風の
そうして一〇メートルほどゆっくりと
初めて行く国、そして三○○万ゴールドのお礼をもらえるヒラメを釣ることを考えると、私は自然とワクワクした。よーし、いっちょエルフの国に行ってみるかー!
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