第十一話
すると精神的な疲れも取れたので、私は水の魔法を使って
ヘイテさんによると、アンコウは食べられるらしい。このちょっとグロテスクな魚は
このアンコウを、ちょっと食べてみたいという誘惑に。だ、大丈夫、大丈夫。全部、食べる
なので私は早速、家に戻って
でもアンコウの表面はヌルヌルしていたので、さばきずらかった。少し考えた私は海水で表面のヌルヌルを洗い落として、近くにある林に入って木の
そして私はナイフでエラ、皮、あん
それから鍋で少し
まずは、スープから。うん。あん肝の
気付くと私は、アンコウ鍋を
はっ、ヘイテさん! 私はここで、思い出した。しまったー! このアンコウはヘイテさんに渡して、五〇万ゴールドをもらうための魚だった!
どーしよー! 全部、食べちゃったよー! そして私は、落ち込んだ。はあ。どうして私は、こんなに食いしん坊なんだろう?……。
と落ち込んできても、しょうがない。食べてしまったモノは、しょうがない。なので再び、アンコウを釣ることにした。するとさっき釣って釣り方を
イシーロさんに話をすると、イシーロさんは満足そうな表情になった。
「お、もう釣ったのか。さすがこの国で一番の釣り
そうしてイシーロさんはレストランを出て行ったので、私は店内のテーブルのイスに座って待つことにした。するとしばらくすると、イシーロさんとヘイテさんが店内に入ってきた。
私は金属製のバケツに入ったアンコウを、ヘイテさんに見せた。するとヘイテさんは、目を輝かせた。
「素晴らしい!
ほっ、良かった。ヘイテさんも、満足してくれたようだ。ならば、もらうモノをもらわなければ。なので私は、ちょっと
「あ、あのう、ヘイテさん。それで、お礼の方は?……」
するとヘイテさんは、はっとした表情になった。
「ああ、すみません。初めて生きたアンコウを見て、忘れていました」
そうして持っていたバックから、袋を取り出して私に渡した。
「この中にに、五〇万ゴールドが入っています。確認をしてください」
なので私は、袋の中身をテーブルの上に出した。そして、金貨を数えた。一、二、三、四……。うん、確かに五〇枚ある。つまり、五〇万ゴールドある。私はそれを再び袋に入れると、ヘイテさんにお礼を言った。
「ありがとうございます、ヘイテさん! あ、そうだ。また何か釣って欲しい魚がいたら、釣ってあげますよ。もちろん、五〇万ゴールドで。それでは!」
そうして私は、家に帰ることにした。気分はもう、ウキウキだった。五〇万ゴールドだよ、五〇万ゴールド! これだけあれば、しばらく遊んで暮らせるよ! だが家に帰って、お母さんにこの話をするとキッパリと言われた。
「そのお金は、銀行に
はあ、やっぱり……。確かに五〇万ゴールドなんて大金を、家に置いておくのは危険だ。その点、銀行は
だが私は、思い出した。まだイシーロさんからもらった一〇万ゴールドが、あることを。まあ、これだけあればしばらく遊んで暮らせるか。なので五〇万ゴールドは明日、銀行に預けることにした。
そして、次の日。私は日課の牛の
そこは赤いレンガで造られていて、いかにも
「すみません。このお金を、預かってください」
「はい、金額を、確認させていただきます」
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