美容室でされて嫌だったこと

 

第1話

女1「ごめん、遅れた〜」


女2「大丈夫。まだ1分前だからギリギリ遅刻してないよ。いつもは待ち合わせ時間の30分前には来てるのに今日は珍しいね」


女1「ちょっといろいろあってね」


女2「あ、髪切ったんだ」


女1「そう、髪切ったの〜。はい、ここで質問です。私が今日、美容室でされて嫌だったことはなんでしょうか?」


女2「え〜、髪切ってるけどいつものショートヘアに戻っただけだしなぁ。……わかった! 雑談で嫌なこと言われたんでしょ?」


女1「ファイナルアンサー?」


女2「ファイナルアンサー!」


女1「答えは、カットクロスを付けずに髪を切られたでした〜。本当は、そのまま待ち合わせ場所に行こうと思ったのに1回家に帰って着替えてきたの」


女2「あ〜、だから今日はギリギリだったんだ」


女1「ってのは冗談。本当はいつもの美容師さんいなくて変な髪型にされたから、かつら買いに行ってたんだ〜」


女2「え〜、うっそだ〜」


女1「……ほら」


女2「……やっば。めちゃくちゃ短くなってる」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

美容室でされて嫌だったこと   @hanashiro_himeka

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ